8月23日、いよいよ2019第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』が開幕した。初日は8時45分からブロンズテストが、その後10時からペイドプラクティスが行われたが、ときおり非常に強い雨が降り、セッション終盤は走行を見合わせるチームが相次いだ。ペイドプラクティスでは、一時路面が乾きはじめたタイミングで2分14秒076をマークしたメルセデスAMG・チーム・グループMレーシングの999号車メルセデスAMG GT3がトップタイムをマークした。
8月22日には、サーキットからイオンモール鈴鹿までの公道を使って鈴鹿モータースポーツフェスティバルのレーシングカーパレードが行われるなど、盛り上がりをみせつつあった2019年の鈴鹿10時間。ただ、迎えた走行初日は朝から曇天模様となった。
【タイム結果】2019鈴鹿10時間耐久レース ペイドプラクティス
8時45分からは、ドライバーカテゴライズでブロンズにあたるドライバーだけが走行できるブロンズテストがスタートしたが、その開始直後、強い雨がサーキットに降り注ぎ始めた。そのため多くのチームが走行を見合わせるが、セッション途中から少しずつ雨脚は弱まり、コースインするマシンが増え続けた。
そんなブロンズテストでは、脇阪薫一がドライブしたLM corsaの60号車ポルシェ911 GT3 Rが2分18秒234でトップタイムをマーク。ケニー・ハブルがドライブしたサンエナジー1レーシングの75号車メルセデスAMG GT3が2番手、SATO-SSスポーツの112号車メルセデスAMG GT3が3番手に続いた。
15分のインターバルを経て、10時にスタートしたペイド(有料)プラクティスは、雨脚が弱まったこともあり多くのマシンがコースイン。一気にコース上の水量が減っていったが、開始20分頃にはふたたび雨が強くなり、ヘアピンでストラッカ・レーシングの43号車メルセデスAMG GT3がクラッシュ。これで赤旗中断となった。
その後、セッションは再開されるものの雨は強くなったり、弱くなったりを繰り返し、開始1時間以降は土砂降りに。そのまま赤旗は出されずセッションは続いたが、ほとんどのマシンがコースインしなかった。
このペイドプラクティスでは、999号車メルセデスAMG GT3が2分14秒076をマークしトップに。JLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がマルコ・マペッリのドライブで2分14秒572をマークし2番手につけた。3番手には、アウディスポーツ・チームWRTの25号車アウディR8 LMSがつけている。
4番手につけたのは、千代勝正がドライブしたKCMGの35号車ニッサンGT-RニスモGT3。日本勢では加藤寛規が2分15秒382をマークしたカーズ東海ドリーム28のロータス・エヴォーラMCがつけている。ただ、ウエットということや各チームセッティングに終始していたこともあり、まだドライに転じると予想される土曜以降の展開は予想がつかないだろう。
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