F1第15戦ロシアGPがソチ・オートドロームで開幕。フリー走行1回目は、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。
黒海に面した、オリンピック開催後の競技会場敷地を利用したオリンピックパークに設営されたソチ・オートドロームは、90度に近い鋭角コーナーが多く、長い2本のストレートを備えるパワーが重要なコースだ。ピレリは、最も柔らかい組み合わせであるC3~C5コンパウンドのドライタイヤを持ち込んでいる。
■初のタイトル争いは大きなプレッシャーに? ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンの心情を”考察”
気温19度、路面温度28度のドライコンディションで60分のセッションがスタート。各車早めにコースインして、そのままピットに戻らず連続周回を始めていった。タイヤ選択はミディアムかハードタイヤを履くマシンが多かったが、新スペックのパワーユニットを搭載し、グリッド降格が決まっているシャルル・ルクレール(フェラーリ)はソフトタイヤで走り出した。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、セッション開始から10分を過ぎたところでようやくコースイン。こちらもソフトタイヤで走り出し、積極的に走行を重ねた。
セッション開始から20分が過ぎると、徐々に2セット目のタイヤを投入していく。ほぼ全車がここでソフトタイヤを投入。メルセデス勢も、ここでソフトタイヤを装着しトップタイムを塗り替えていった。
ランオフエリアに飛び出すマシンも何台かあったが、残り時間25分ほどのタイミングでデブリ回収のためのバーチャル・セーフティカーが出された以外、大きなクラッシュもなくセッションが進行。セッション終盤は各車がロングランペースで周回を行なってタイヤのデータを集めており、全体的に通常の週末よりも前倒し気味にプログラムを進めている印象だ。
最終的にセッションをトップで終えたのは、ソチを得意としているボッタス。チームメイトのルイス・ハミルトンに0.211秒差をつける1分34秒427を記録している。また、メルセデスはこれまでソチで無敗を誇っており、今年も下馬評通りの速さを見せた形だ。
フェルスタッペンは3番手。2番手のハミルトンとは僅差だったが、セッション終盤にロングランを実施せず。一足早く走行を切り上げており、ガレージではマシンがリフトアップされクルーがフロアを取り外そうとしている姿が見られた。レッドブルは、ソチでのパフォーマンスを見極め、状況次第ではこのレースでフェルスタッペン車のパワーユニットを交換し、ペナルティを消化する可能性もあると見られている。
4番手はフェラーリのルクレール。こちらはすでにグリッド降格が決まっていることもあり、積極的にソフトタイヤを使ってタイムを記録していた。
5番手には、アストンマーチンとの契約更新が発表されたばかりのセバスチャン・ベッテル。6番手にはアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがつけている。
角田裕毅(アルファタウリ)は16番手。最多26周を走り込んだが、セッション終盤にはマシンがナーバスだと訴えるなど、ガスリーとは2.00秒差がついており、FP2以降さらにペースを上げていきたいところだ。
なお、今週末は予選が行なわれる土曜日以降、降雨の可能性が高い予報となっている。FP2をどう使うか、注目のセッションとなりそうだ。
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