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「洗車は冬でも手洗いに限る」は今や非常識!? 洗車機をスマートに使いこなすべき3つの洗車“新”常識

掲載 更新 204
「洗車は冬でも手洗いに限る」は今や非常識!? 洗車機をスマートに使いこなすべき3つの洗車“新”常識

理由その1:技術改良で洗車キズが目立たない時代になった

冬場の洗車は寒くて辛いものですが、それでも「愛車を洗うときは絶対に手洗いだ!」というこだわり派のオーナーは少なくないはずです。

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というのも、ガソリンスタンドやコイン洗車場などに設置されている洗車機を使うと、通称「洗車キズ」がつくというのが定説です。洗車機のブラシが塗装表面に細かいキズをつけてしまうことで、徐々に塗装がくすんでしまうことは避けられないものとされていました。

しかし、最近の洗車機はかつてのように傷がついたりすることはありません。

それは、洗車機が使っているブラシの改良によるものです。洗車キズの原因は、硬いブラシがボディ表面に当たることが原因ですが、いまではウレタン製のやわらかいブラシを使っていることがほとんどです。洗車キズは目立たない時代になっています。

理由その2:雑な手洗い洗車なら洗車機を利用したほうが好結果に

では、機械による洗車がベストなのかといえば、そうではありません。まだまだ、丁寧な手洗い洗車のほうがベターです。

ただし、丁寧な手洗い洗車というのは、しっかりとボディに水をかけて表面のほこりや汚れを浮かし、高圧洗浄で汚れを落としてから、クルマ用シャンプーなどの泡で表面をそっと落とすというレベルの話で、冬の時期にそうした作業をするというのは、かなり苦行になります。

寒い寒いと言いながら、いきなりボディに水をかけながらスポンジでこするような雑な手洗い洗車では、表面に乗っている砂ぼこりなどでかえって塗装表面を傷めてしまいます。そういったラフな手洗い洗車に比べれば、いまどきの洗車機を利用したほうが、ずっと洗車キズは少なくて済むはずです。

理由その3:洗車キズが最も付きやすいのは拭き上げ工程

また、洗車キズは水を拭き上げる時につきやすいものです。

プロの手洗い洗車や洗車機では高圧エアによって、車体に触れずに大部分の水を飛ばしてしまいます。

一方、アマチュアの手洗い洗車では、いきなりウェスや古布でボディを拭きあげているケースが多いようです。そうすると、どうなるのでしょうか。やはり塗装表面に負担をかけてしまいますから洗車キズの原因となってしまいます。とくにウェスを動かすときにキズはつくものです。

それを防ぐには水分を吸収する機能を持った洗車用クロスをポンポンと軽く押し付けるようにして表面の水分をとるような工夫が必要です。とはいえ、冬の時期にそうした丁寧な洗車作業をするというのは難しく、どうしても雑になりがち。そうであれば、やはり洗車機を使ったほうが、よっぽどいいともいえるわけです。もちろん、洗車機利用でも最後の拭き上げは必要になりますが。

シルバー/グレー系なら洗車キズが目立ちにくい

ところで、かつてプロの洗車屋さんに聞いた話では、アマチュアが下手に拭き上げるくらいなら、(ホコリの立ちにくい綺麗な)舗装路を走って走行風によって水を飛ばしてしまうほうがキズはつきづらいということでした。グリルなど水分が残ってしまったところを放置しておくとシミになってしまうので、ディテールの拭き上げは必要ですが、大部分を走行風で飛ばしてしまうというのはキズ防止の観点からは有効といえそうです。

また、傾向として洗車キズが目立ちやすいボディカラーは、圧倒的にブラック系です。逆に、洗車キズが目立たないのはホワイト系です。さらにいえばホコリが付着していても目立たないのはシルバー/グレー系です。ホワイトやシルバーといったボディカラーを街でよく見かけるのには、そうした背景があるのかもしれません。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

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みんなのコメント

204件
  • 傷が付かない素材のブラシであっても、汚れが付いたままのブラシだとダメな気がするよ。
  • 融雪剤ばら撒きまくりの札幌市などでは、ドライブスルー洗車機のオプションの下部洗車が正直物足りない。
    90秒低水圧のシャワーが出るだけ。
    タイヤハウスや下部はちゃんと洗車したいから手洗いのコイン洗車場行きたい。
    けどめちゃくちゃ減ってる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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