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30年ぶりのF1王座を獲得したホンダ「皆さんと一緒に獲ったタイトル。ホンダの意地を見せ技術力の高さを証明」と山本MD

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30年ぶりのF1王座を獲得したホンダ「皆さんと一緒に獲ったタイトル。ホンダの意地を見せ技術力の高さを証明」と山本MD

 F1最終戦アブダビGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝し、2021年F1ドライバーズタイトルを獲得した。ホンダは、F1活動最終年を、1991年のアイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)以来、30年ぶりのF1タイトルで締めくくることになった。

■ホンダF1マネージングディレクター 山本雅史
 やりました! 念願のチャンピオンです!! 皆さんと一緒に獲ったと思っています。今日は本当に劇的なレースで、最後の最後にチャンピオンが決まった形ですが、最後までもつれた今シーズンを凝縮したような結末で、メンバー全員が感動をもらいました。私自身、『とてつもなく高いゴールであっても、挑戦を続ければいつか夢はかなう』と、今日のレース、そして今回のプロジェクト全体を通して実感することができました。

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 そして、今日のレースをもって、ホンダのF1プロジェクトが終了となりました。高度なハイブリッド技術を使用した新PUレギュレーションの導入に伴い、我々は2015年からPUサプライヤーとしてF1に復帰し、今日まで7シーズン、合計141戦を戦ってきました。ほかのライバルに比べると短い開発期間で参戦したこともあり、参戦当初は非常に苦戦し、どん底と呼べるような時期も味わってきました。それでも、コロナ禍などの困難も乗り越えて、最終年となった今年は強力なライバルを相手にチャンピオンシップを戦うなど、世界の頂点をかけて戦うところまで来ることができました。苦境にあっても常に前を向きながら地道に開発を続け、数々のブレイクスルーを果たしてきたエンジニア・メカニックたち一人ひとりの努力が実を結んだと思っており、ホンダの意地を見せるとともに、技術力の高さを証明することができたと感じています。

 もちろん、ここまで来られたのは、我々の力だけによるものではありません。一緒にチャンピオンシップを戦ってきたレッドブル・レーシングはもちろん、苦境にあった我々を明るさとともに迎え入れてくれたスクーデリア・アルファタウリ、今回のプロジェクトを一緒にスタートしたマクラーレン・レーシングや、常にトップを目指し全力を尽くしてくれたすべてのドライバーたちなど、誰一人を欠いても今日のホンダ1に至ることはありませんでした。すべての仲間たちの情熱が、今のホンダF1を築いてきました。

 なにより、もっとも感謝をしたいのは、いい時も悪い時も熱い声援とともに我々を支えてくれたファンの皆さまです。先が見えない状況で、くじけてしまいそうな時でも、皆さんの強い後押しにより前を向くことができたメンバーは、私一人ではないはずです。私自信、皆さんと一緒にPower of Dreamsを体現するんだという思いとともに、いつもレースを戦ってきました。少しでも多くの皆さんと、勝利の喜びや、負ける悔しさを共有し、『いつか世界の頂点に立つんだ』という夢を実現できたのであれば、これ以上うれしいことはありません。改めて、ホンダのF1プロジェクトに関わり、サポートしてきてくれたすべての皆さまに、この場を借りて感謝の言葉を送りたいと思います。本当にありがとうございました。

 今回の我々のプロジェクトを『成功』と呼べるのかはわかりません。ただ、このチャレンジが皆さまの記憶に残り、今後、皆さま自身が夢に向かってチャレンジする際に、少しでも勇気を与えるようなことがあるのであれば、それは私たちホンダにとっては一つの成功であると言えるのかもしれません。

 我々のF1での冒険は、残念ながら今日のアブダビでのレースをもって終了します。ここからホンダは、F1で培った技術力や人材の力を用いて、カーボンニュートラルに対する取り組みという、新たなチャレンジに向かうことになります。また、F1でもレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが、我々の開発したPUの使用を続けていくことになります。

 これまでとは異なった領域、チャレンジになりますが、新たなチャレンジに対し、皆さまからご声援をいただけますと幸いです。

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みんなのコメント

1件
  • メルセデス側の判断ミス、愚策である。
    新品タイヤを残しても無駄である。
    新品タイヤでゴールするようにチームは判断すべきであった。
    メルセデス側のやる気の無さによりレースディレクターの決断も遅れた。
    どちらもタイヤを履き替えていれば再レースのスタートができたが、古いタイヤでゴールしようとしたメルセデス側の負けは当然ではないか。
    ホンダエンジンの優勝にケチを付けるでない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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