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メルセデス・ベンツの新世代2ドアクーペのCLEクーペに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+クーペ」を設定

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メルセデス・ベンツの新世代2ドアクーペのCLEクーペに高性能バージョンの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+クーペ」を設定

 メルセデス・ベンツ日本は2024年6月25日、Cクラスの新型2ドアクーペとなるCLEクーペ(C236)にハイパフォーマンスモデルの「メルセデスAMG CLE53 4MATIC+クーペ」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は1290万円に設定する。

 新型CLEクーペ初のメルセデスAMGモデルとなるCLE53 4MATIC+クーペは、パワートレインに新設計のインレット&アウトレットチャンネルやピストンリング、最適化した燃焼噴射、改良を加えたツインターボチャージャーと電動スーパーチャージャーを組み込んだ“M256M”2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力449ps/5800~6100rpm、最大トルク560Nm/2200~5000rpm)、第2世代のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)/モーター(最高出力17kW/1500~3000rpm、最大トルク205Nm/0~750rpm)およびリチウムイオン電池、AMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッション(電子制御9速AT)を搭載。駆動機構には前後トルク配分を50:50から0:100の範囲で可変トルク配分を行う専用セッティングの4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を採用する。WLTCモード燃費は10.6km/リットルを実現した。

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 シャシー面では、高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にするAMG RIDE CONTROLサスペンションを導入。スポーティなスプリングおよびダンパー設定とアダプティブダンピングを備えたうえで、4輪それぞれのダンパーの伸び側と縮み側に独立したバルブを配して、正確かつスピーディなダンパーレスポンスを実現する。また、操舵機構には最大ステアリングアングル2.5度で作動するリアアクスルステアリングを採用。日常シーンや駐車する際には最小回転半径の縮小を、中高速走行時には後輪が前輪と同位相に最大0.7度まで旋回して安定性や優れたハンドリングを実現する。さらに、エンジン、トランスミッション、サスペンションおよびステアリングのレスポンスというパラメータを走行状況に応じて最適化するAMGダイナミッ クセレクトを装備。モードとしてはSlippery(滑りやすい)/Comfort/Sport/Sport+/Individualから選択できる。モードの切り替えは、AMGパフォーマンスステアリングに配したドライブコントロールスイッチで操作することも可能とした。オプションとして、AMGダイナミックセレクトにDRIFT/RACEモードを追加するとともに、AMGレッドブレーキキャリパーやAMGカーボンファイバーインテリアトリム、エンジンマウントの固さを状況に応じて調整するAMGダイナミックエンジンマウントなどを配備したAMGダイナミックパッケージを設定したことも、CLE53 4MATIC+クーペの訴求点である。

 エクステリアについてはベース車のCLEクーペと同様、最新メルセデスのデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」を導入したうえで、よりダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを構築する。各部のデザインにもこだわり、フロント部はパワードームやシャークノーズデザイン、シャープな造形のLEDヘッドライト(デジタルライト)、AMG特有のAシェイプのグリルを取り入れ、ハイパフォーマンスを表現したマスクを創出。また、ラジエターグリルの大きなエアインレットや2つのクロスフィンを備えた外側のエアインレットを配し、エンジンルームの冷却性能を向上させた。

 一方でサイドビューは、ショートオーバーハング、ロングボンネット、ロングホイールベース、そして滑らかなルーフラインによって美しいクーペシルエットを形成したうえで、前後のトレッドをCLE200比で前50mm/後70mm拡幅するとともに幅広のホイールアーチを配して、独特の力強いフォルムを具現化。足もとには、19インチAMGアルミホイール(RRD)+前265/40/後295/35R19タイヤを標準で、20インチAMGアルミホイール(RTM)+前265/35/後295/30R20タイヤをオプションで採用した。

 そしてリアセクションは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのリアエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリアコンビネーションランプなどを配備して、上質で存在感のある後ろ姿を実現。また、トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップを装着し、リアエンドにパフォーマンスを感じさせるアクセントを加えた。

 ボディサイズは既存のCLE200クーペ比で5mm長く、75mm幅広く、15mm高く、ホイールベースが10mm長い全長4855×全幅1935×全高1435mm/ホイールベース2875mmに設定。ボディカラーはオプシディアンブラックMとスペクトラルブルーMを標準で、オリパスホワイトM、パタゴニアレッドM、アルペングレー、グラファイトグレーマグノ、スペクトラルブルーマグノを有償で用意している。

 インテリアについては、ハイパフォーマンスクーペのスポーティさを際立たせるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用したことがトピック。人間工学に基づいて配置した12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイが、コクピットを先進的かつ機能的に引き締める。また、ダッシュボードのトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットなどにはアンビエントライトを組み込み、キャビンの洗練された雰囲気をいっそうアップ。ステアリングにはナッパレザー巻きAMGパフォーマンスステアリングを装着する。さらに、広範囲に広がるインテリアトリムには標準でブラックオープンポアウッドを配備し、オプションでAMGカーボンファイバーを選択可能とした。

 一方、フロントシートには専用開発のスポーティなデザインを採用。表皮はナッパレザーのブラックとトンカブラウン/ブラックを標準で、オプションのレザーエクスクルーシブパッケージではブラックまたはパワーレッド/ブラックのAMGナッパレザーが選択できる。レザーエクスクルーシブパッケージではマルチコントロールシートバックパッケージ(運転席・助手席)やシートベンチレーター(シートヒーター機能含む)も装備した。左右独立タイプのシートを配して2名乗車とした後席については、居住性に優れたゆとりある空間を創出するとともに分割可倒機構を内蔵。トランクルームは後席使用時で410リットルの容量を確保し、自動開閉トランクリッドやフットトランクオープナーを標準で組み込んでいる。

 機能面では、サードパーティ製のアプリが利用可能な第3世代のMBUX を採用した点が注目ポイント。ルーティン機能の搭載や使い勝手の良くなったメニューなど、大幅に進化したデジタル体験を提供する。ほかにも、最新の音声アシスタント「Hi,Mercedes」やMBUXインテリア・アシスタント、MBUX ARナビゲーション、Burmester 3Dサラウンドサウンドシステム、AMGリアルパフォーマンスサウンドなどを設定した。

 先進安全運転支援システムについては、進化したレーダーセーフティパッケージや360°カメラシステムといった最新のインテリジェントドライブを標準で採用。また、最新世代のテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も装備する。さらに、デジタルライトおよびアダプティブハイビーム アシスト・プラスを標準で組み込んだ。

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みんなのコメント

4件
  • ******
    これが現実だから仕方ないが
    アウディは今2ドアスポーツタイプを完全に失った
    唯一残っていたA5カブリオレが完全廃盤
    かたやメルセデスは新規カテゴリーCLEを発表

    アウディは運命を受け入れるしかない状態。
  • zer********
    子育て終わったジジイに近いオッサンにとっては悪魔のクルマやな
    この円安にこの価格設定は非常に悩ましい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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