2022年1月23日(日)、富士スピードウェイにてK4GP FUJI 7時間耐久が開催された。
一昨年から続くコロナ禍ではあるが2年ぶりの開催でも、全5クラス計105チームが集まり、このレースが持つ人気の高さを感じさせた。
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K4GPは速さを追求するのではなく、決められた燃料(75L)で如何に燃費良く走るかを競うエコ耐久レースである。
参加車両への改造に対する自由意志を尊重する主催者コンセプトの元、基本的なレギュレーションは「ベース車両がエンジン排気量1200cc以下の軽自動車」であれば、様々なスタイリングで可能だ。
もちろん一定以上の安全基準は定められているが、随所に豊かな趣味性が感じられた。
当日の天候は曇り空で、気温1℃と低いが午前9時より7時間の熱戦がスタートした。
最初はセーフティーカー先導で約14分間のセーフティーカーランが行われ、午前9時14分にグリーンフラッグが振られた。
ホールショットを奪ったのはGP-5クラス(R車両 850cc以上1200cc以下)に参戦するゆらたく屋。その名の通り、レーシングカーデザイナーの由良拓也氏率いるチームで、まるでフォーミュラカーの様なスタイリングが特徴のマシンで参戦している。
各車は順調にラップを重ねて、1時間経過時点での総合首位はGP-4クラス(R車両 850cc未満)のMEBIUS。レース開始1時間15分を過ぎた頃に、ダンロップコーナーでストップ車両が発生するが、幸いにして大きなクラッシュではなかった。
この時点で総合首位のMEBIUSと2番手ゆらたく屋との差は28秒あったが、MEBIUSが1時間30分を過ぎた頃にパナソニックコーナー手前でストップ。MEBIUSは戦列を離れ、ゆらたく屋が総合首位を奪取した。
2時間が経過した11時08分に、コカ・コーラコーナーでGP-2クラスに参戦するTW-RACING TEAMが横転し、セーフティーカーが出動した。
このセーフティーカーランの機会を逃すまいと、続々と各車が給油するために場内のガソリンスタンドへ“ピットイン”。
10分程度のレスキュー作業が行われた後、11時18分にレースが再開された。
ゆらたく屋がセーフティーカー出動時にピットインしていたため、GP-4クラスに参戦するTEAM-T弐号機がトップに立った。
レースペースに勝るゆらたく屋がトップを取り戻すも、TEAM-T弐号機との一進一退の攻防が続いた。
レースの折り返しとなる3時間30分経過時点でのトップはゆらたく屋だったが、時間が経つにつれTEAM-T弐号機がレースペースで上回り首位を奪還。2分20秒台のハイペースでリードを重ね、ゆらたく屋との差を3ラップまで開いた。
残り2時間を切ったところで、パナソニックコーナーでディバージョン☆レーシングが横転し、4度目のセーフティーカーが出動した。
レギュレーションで決められている給油は残り1時間の時点で出来なくなるため、各チームは作戦の練り直しを行なうことになった。
レース終盤でもTEAM-T弐号機は首位を盤石なものとし、2番手にはss☆μ銀座メンタルクリニック、3番手はTeam TANSANが浮上した。
残り30分というところで、GP-2クラス(850cc未満)とGP-3クラス(NA換算850cc以上)のマシンがダンロップコーナーで接触。1台が横転してしまい、5度目のセーフティーカーランとなった。
セーフティーカーランが終わり、レース再開されたのは残り18分のタイミング。
TEAM-T弐号機は後半からレースを支配し、午後16時に危なげなくトップチェッカー! 7時間耐久レースの総合優勝を果たした。
約2年ぶりに復活を果たしたK4GP。昨今の感染状況下ではあるものの、8月にも1000km耐久レースが予定されている。
今年のK4GP FUJI 7時間耐久には、往年のル・マンを走った日産『R382』やフォード『GT40』を模したマシン、まるでスーパーGTマシンの様にスワンネックリヤウィングを装備したマシン、ホンダのアフターパーツメーカーであるホンダアクセスの社員が自ら参戦する一見ワークスの様なホンダ『Modulo S660』などが走り、レースを盛り上げた。
2021年までル・マン24時間レースを走ったトヨタ『TS050』や『キャラウェイ・コルベットC7 GT3-R』に模したマシンが、警察車両を模したマシンとサイドバイサイドするシーンもK4GPならでは。
車好き、レース好きなら、思わずニヤニヤしてしまうおもちゃ箱の様なレースなので、ぜひ興味があればK4-GP公式YouTubeチャンネルに残されている配信アーカイブをご覧あれ。
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