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フィアット500とパンダがブランド初のハイブリッドモデルになって欧州で発売

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フィアット500とパンダがブランド初のハイブリッドモデルになって欧州で発売

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は、フィアットブランド初となるハイブリッドモデル、「500(チンクエチェント)マイルドハイブリッド」と「Panda(パンダ)マイルドハイブリッド」に設定し、発売すると発表した。

電動化の波が押し寄せるなか、フィアットのアイコン的存在のコンパクトカー「500」とシティカーの人気モノ「Panda」に追加されるのは、1.0L直列3気筒“ファイアフライ”ガソリンエンジンに、12Vベルト駆動スターター・ジェネレーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム。最高出力70hp、最大トルク92Nmを発生する新開発の直3ユニットは、連続可変バルブタイミングコントロールや12:1という高圧縮比を持ち、アルミ合金製クランクケースの採用などにより77kgまで単体重量を削減している。

一方のスターター・ジェネレーターは、減速時にリチウムイオンバッテリーへ回生エネルギーを蓄えるとともに、加速時にはエンジンをアシスト。さらに、30km/h以下でギアをニュートラルに入れるとコースティングモードとなり、その際にはリチウムイオンバッテリーに蓄えた電力がすべての機器へと供給される仕組みとなっている。

こうしたシステムの寄与で、両モデルは既存の1.2Lユニット搭載モデルに比べCO2排出量を20%削減するとともに、オーナーは欧州各地で導入されている都心部流入規制や税制面での優遇を受けることが可能となる。また、電動アシストが加わることで、頻繁なストップ&ゴーが続くシーンで、ノイズやバイブレーションが抑えられることもアピールポイントだ。

さらに、フィアットはマイルドハイブリッドモデルの追加を記念して、500とPandaの両モデルには「ローンチエディション」を設定。この限定車は「デュードロップ・グリーン」と名付けられたスペシャルカラーをまとい、内装にも海洋由来のリサイクルプラスチックを使って織られた特殊な繊維を活用するなど、エコを前面に打ち出した仕様が特徴となる。

注目の販売開始は500マイルドハイブリッドが本年2月、Panda マイルドハイブリッドが本年3月とアナウンスされている。ぜひ日本への導入にも期待したいところだ。

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