PAGANI IMOLA
パガーニ イモラ
パガーニ イモラ 初公開! ウアイラをベースにした5台限定のサーキット専用車
3月のジュネーブ・ショーで公開
イタリアのパガーニ・アウトモビリが、同社のウアイラをベースとした究極の限定モデル「イモラ」を限定生産したことが明らかになった。参考までにそのプライスは税抜きで500万ユーロ。生産されたイモラはわずかに5台で、実車は3月初頭に開幕するジュネーブ・ショーで披露される予定となっている。
イモラとは、もちろんF1GPの開催サーキットをもつことでも知られるイタリアの地名だが、ゾンダ、そしてウアイラと、これまで風の名前をネーミングに用いてきたパガーニが、あえてサーキットを連想させる車名を採用したのは、2008年に発表されたゾンダRと同様に、サーキットドライブを強く意識したモデルとして完成されているからだ。
1万6000kmにも及ぶ走行テストから誕生
ベースとなるウアイラ自体、サーキット走行を楽しむには十分すぎるほどのパフォーマンスをもつモデルだが、ゾンダRやウアイラBCといった、さらにハイスペックでスパルタンなモデルを生み出してきた過去の経験、そして距離にして1万6000kmという実にあのル・マン24時間レースの約3回分に相当するサーキットでの走行テストの積み重ねこそが、イモラというサーキット・ドライブへとさらにフォーカスしたモデルを生み出すことを可能とした。
さらに追求したエアロダイナミクス
基本的なシルエットこそ、ウアイラに共通するイモラだが、そのエアロダイナミクス・パッケージは、さらにアグレッシブなものへと進化を遂げている。フロントのリップスポイラーは大きくその長さが延長され、それに組み合わされるバンパーや、ボンネットセンターのNACA式エアインテーク、さらにワイド化された前後フェンダーとサイドステップ、そしてさらなる高性能化を予感させる造形へと進化したリヤ・ディフューザー等々、そのデザインはまさにこのイモラがもつ優秀なエアロダイナミクスを可視化させるかのような印象と表現してもいい。
究極のカーボンモノコックを採用
イモラの基本構造体は、ウアイラと同様にカーボンとチタンの組み合わせによるモノコックだが、カーボ・チタニウム・HP62と、カーボ・トリアクス・HP62の両素材からなるそれは、ウアイラ ロードスターBCに続いて、このイモラでも採用された。素材のコストはそれまで使用されていたカーボン・モノコックと比較して4倍以上と高価だが、ストイックに軽量化を追求するパガーニ・アウトモビリ社のトップでありデザイナー、そしてエンジニアの一面をもつオラチオ・パガーニが、それに相当する価値は十分にあると判断したのは当然の結果だっただろう。事実これまでカスタマーがパガーニの判断に異論を唱えていないことは、ほとんどのモデルがデビュー時にソールドアウトとなっていることでも証明されている。もちろんこのイモラもその事情は同様だ。すでに5台のイモラにはすべてオーナーが決定している。
827ps&1100Nmを誇るメルセデスAMG製V型12気筒エンジン
ミッドに搭載されるメルセデスAMG製のエンジンは、ウアイラBCのそれからさらにチーニングが進められた5980ccのV型12気筒。最高出力&最大トルクは827ps&1100Nmと発表されており、これにXtrac製の7速AMTを組み合わせる。トリプルディスクのクラッチ、そしてデファレンシャルにはいずれも電子制御式。前後のサスペンションはダブルウイッシュボーン形式で、ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックディスクを、フロント398mm径+6ピストン・キャリパー、リヤ380mm径+4ピストン・キャリパーの組み合わせで採用している。タイヤはピレリ製のトロフェオRを装着。フロントが20インチ径、リヤは21インチ径となる。
ドライウエイトでわずかに1246kgという数字を可能にしたパガーニ イモラ。現在の段階ではそのテストデータは発表されていないが、はたして世界中から熱い視線を集める中、ジュネーブ・ショーでその数字は明らかにされるのだろうか。興味は尽きない。
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