速いF1マシンを生み出すためには、空気をいかにコントロールし、味方につけることができるか……これが最も大切であるとも言える。70年以上にも及ぶF1の歴史の中で、数々のエポックメイキングな空力パーツが登場してきた。
そのうち5つを紹介しよう。
■アイデア爆発! 独創的F1マシン10台:一度見たら忘れられない名(迷)車たち
1. グラウンド・エフェクトカー:ロータス78(1977年)
1960年代後半にウイングが登場して以来、F1マシンの空力は劇的に進歩していった。そんな中1970年代には、フロア下の気流を使ってダウンフォースを生み出す方向が検討されていった。
そんな中最初の成功例となったのは、ロータス78。左右のサイドポンツーンの下をウイング形状にし、後方を跳ね上げる格好にして強力なダウンフォースを手にした。グラウンド・エフェクトカー(ウイングカー)の誕生である。
翌1979年には78の後継であるロータス79が速さを見せ、チャンピオンを獲得。ただ、フロア下の気流が乱れると突如としてダウンフォースが失なわれ、コントロールを失うという事故が多発。このため、1983年からはグラウンド・エフェクトカーの使用が禁止された。
このレギュレーション変更では、フロア下は平らにしなければならなくなったが、後端を跳ね上げる”ディフューザー”を設けることで、グラウンド・エフェクトカー同様のダウンフォースを手にできることになった。
そして2022年、レギュレーションがさらに改定され、グラウンド・エフェクトカーが復活。ただ1970年代同様、複数のマシンが床下の気流が不安定になることで生じるポーパシングに悩まされることになった。
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