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車検証記載の「車体の形状」の意味は? たった3種類しかないその分類とは

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車検証記載の「車体の形状」の意味は? たった3種類しかないその分類とは

 なんと分類方法はメーカーの自己申告制!

 普段、あんまりじっくり見たことはないかもしれないが、車検証には右端の上の部分に「車体の形状」を示す欄がある。乗用車のボディ形状というと、一般的には一番ベーシックな4ドアセダンのほか、クーペ、SUV、クロカン、ワゴン、ミニバン、ハッチバック、オープンカー、クロスオーバー、1BOXといった分類になっている。

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 ところが、車検証の「車体の形状」は乗用車の場合、「箱型」「幌型」「ステーションワゴン」の3種類しかない。つまり、上記のクルマも車検証の上では、この3つのどれかに分類されていることになる。しかも、その分類方法に明文化された基準はなく、メーカーの申告によって登録が決まる! ゆえにハッチバックやSUVなどは、クルマによって「箱型」だったり「ステーションワゴン」だったりと、バラつきがあって面白い!? とりあえず、この3つの分類方法を整理してみよう。

 1)箱型

 レースでは、ツーリングカーのことを「ハコ車」といったりするとおり、セダンやクーペこそ「箱型」の代表格。ミッドシップのスーパーカーやポルシェなども車検証では「箱型」の仲間。

 ハッチバックのコンパクトカーや軽自動車のハッチバック(トールワゴン)も「箱型」が多いが、ホンダのフィットなどは「ステーションワゴン」となっている。メーカーの申告次第なのでとくに基準があるわけではないが、概ね、1.5リッター以下のハッチバックは「箱型」。2リッタークラスより上のハッチバックは「ステーションワゴン」というイメージだ。

 保険はもちろん車検の検査項目などに差はない

 2)ステーションワゴン

 ステーションワゴンといえば、かつてのスバル・レガシィ、いまのレヴォーグなどをイメージする人が多いはず。もともとはセダンがベースで、その車体後方を荷室化したのが正統派のステーションワゴン。というわけで、レガシィアウトバックやレヴォーグ、マツダ・アテンザワゴン/マツダ6ワゴンなどは、当然「ステーションワゴン」になる。

 そのほかにもミニバン各車やSUV、クロカンなども車検証上は「ステーションワゴン」。カローラフィールダーや、プリウスα、ホンダ・シャトルやジェイドなども「ステーションワゴン」という扱いだ。

 3)幌型

 これはいわゆるオープンカーのこと。ロードスター、コンバーチブル、カブリオレ、バルケッタ、ドロップヘッドクーペ、スパイダーなどはみんな「幌型」。名前のとおりソフトトップが基本だが、メタルトップでも屋根が完全に解放できるタイプは「幌型」。一方で、Tバールーフやタルガトップは、ハードトップの一種で、車検証では「箱型」という扱いになる。

 このように車検証での分類は3つしかない「車体の形状」だが、維持費や保険料、車検の検査項目などに基本的な違いはないので、単に記号的な意味しかなく、ユーザーとしてはあまり深く考える必要がない項目といえる。

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