ランボルギーニのフラッグシップモデル「アヴェンタドール」の最後を飾る限定車「LP780-4 ウルティメ」が日本初公開された。同モデルは、アヴァンタドールの最後を飾る限定車であると同時に、ランボルギーニの自然吸気V12とピュアエンジン車の最後の新型車になるという。
ランボルギーニ史のひとつのピリオドを飾る限定車の魅力と凄みをお伝えしよう。
急騰? 品切れ?? 下落??? あの時どうしても買えなかった憧れの限定車の中古車事情
文/大音 安弘、写真/アウトモビリ・ランボルギーニ
【画像ギャラリー】ランボルギーニ最後のピュアエンジン車となるランボルギーニ アヴェンタドール ウルティメ
■日本初披露されたラスト・アヴェンタドール
アウトモビリ・ランボルギーニは、2021年7月29日、ランボルギーニのフラッグシップモデルである「アヴェンタドール」の限定車「LP780-4ウルティメ」を日本初披露した。
アヴェンタドール LP780-4ウルティメは、2021年7月7日に、ランボルギーニのフラッグシップモデル「アヴェンタドール」のフィナーレを飾るモデルとして発表された。
今後、ランボルギーニは電動化を推進することを表明しており、同モデルは、ランボルギーニが送り出すピュアなV12気筒エンジン車かつ内燃機関のみとなる新型車の最後のプロダクトとなる。
ランボルギーニのフラッグシップモデルとして活躍したアヴェンタドールの最後を飾る限定車「LP780-4ウルティメ」が日本初公開された
■アヴェンタドールとV12モデルの魅力を凝縮
ウルティメは、アヴァンタドールの歴史だけでなく、創業時からのアイコンのひとつであるピュアV12気筒エンジンの歴史に幕を下ろす限定車だけに、ランボルギーニが培ったフラッグシップモデルとV12気筒エンジンの魅力を凝縮したスペシャルなモデルに仕上げられている。
その内容を簡潔に説明するならば、アヴェンタドールの完成形と究極の自然吸気V12気筒エンジンの融合だ。
まず最大の特徴となる自然吸気6.5LのV12気筒エンジンについて紹介すると、自然吸気エンジンの限界に挑戦すべく、歴代最強となる最高出力780hpを実現。
これはデビュー時のアヴェンタドールの80hpアップ。ベースである「S」との比較では、40hpアップ。2018年にニュルブルクリンク北コースで新記録を打ち立てた「SVJ」の10hpアップと、まさに究極のランボルギーニフラッグシップに相応しい心臓に仕上げられている。
詳細なスペックは、最高出力780hp/8500rpm、最大トルク720Nm/6750rpmとなる。さらにボディの軽量化を図ったことで、クーペ仕様の場合、SVJと僅差となる1.99kg/hpのパワーウェイトレシオ。そして、SVJ同様の0-100km/h加速2.8秒を実現しているという。
ミッドシップに収まる縦置きのV12気筒エンジンは、歴代最強スペックを誇るもの
しかし、誤解してならないのは、スペック重視のスパルタンなモデルが目指されたわけではないことだ。熟成が進んだアヴァンタドールSに、その高性能仕様「SVJ」のエッセンスを加えることで、アヴェンタドールの完成形が目指されている。
そのため、エクステリアデザインは「S」の上品さを受け継ぐ。ただしハイパワー化で必要なエアロダイナミクスと冷却性能の確保のために、「SVJ」の培った技術をフロントエアロなどに取り入れるなどの空力面での進化も遂げている。
一方で、リアセクションには、アグレッシブさが漂う。これはエンジン性能を高めたサーキット指向のモデル同様に、テールランプ中央付近の高い位置にあるエキゾーストパイプを備えるため。
ただし、過激さを増す派手なリアスポイラーは備えていない。そのサポート役として、必要なリアのエアロダイナミクスの確保に、電動可変式のアクティブエアロシステムによる格納式リアスポイラーが活躍する仕掛けとなっている。
アヴァンタドールSの持つ上品な雰囲気を受け継ぎつつ、ハイパワー及び高性能化に対応。オープン仕様のロードスターも用意される
■快適性も重視したオールマイティな味付け
特筆すべきは、高性能ながら、快適性も重視していることだ。それを最も物語るのが、インテリア。シートはスポーツタイプではなく、「S」と同じコンフォートタイプを採用。もちろん、スーパースポーツのため、ホールド性に優れるものだが、乗降性もよく、長く愛せるアヴェンタドールが目指されたことがわかる。
インテリアの特別仕様として、シートに「ウルティメ」の刺繍が加わるほか、ダッシュボードには、限定車を示すシリアルナンバープレートも付属する。
快適性も重視したインテリア。シートはコンフォートタイプとなる
メカニズムは、4WD+4WSを備えるのは、「S」同様だが、制御の最適化を図るなど、ファインチューニングが加えられている。これらの仕様から、最強エンジンを積みながらも、もっともオールラウンダーのアヴァンタドールに仕上げられていると断言していいだろう。
■残念ながらすべて完売! 幻のアヴァンタドールとなるかも……
最後のアヴァンタドールとなる「ウルティメ」は、クーペボディが350台。オープンモデル「ロードスター」が250台生産される予定だ。日本での価格は、クーぺが4958万4626円(税別)とロードスターが5442万2033円(税別)となる。
しかしながら、すべて完売済み。すでにベース車の「S」の受注も終了しているため、現状では新車のオーダーはできない状況となっている。
ラストアヴェンタドールとなる「ウルティメ」は、合計600台が生産されるわけだが、最後の最後のピュアV12ということもあり、購入者の多くは手放さず長く所有することが考えられる。
そのため、数の割には、手に入れることが難しい幻のランボになるかもしれない。ウルティメの生産は、今年末から開始される予定で、全世界の熱心なファンのもとに届けられることになる。
最後のピュアV12だけにコレクターズアイテム間違いなし。市場には滅多に流通しないかも……
■実は、V12の系譜は終わらない!?
V12気筒のフラッグシップモデル「アヴァンタドール」の終売は、ランボルギーニファンだけでなく、スーパーカーファンにとっても寂しいニュースには違いない。
ただ悲観的なニュースばかりではない。ピュア12気筒の系譜こそ終焉を迎えるが、第2章として電動化のV12気筒エンジンのプロダクトが計画されているというのだ。具体的な仕様などは不明だが、ランボルギーニは同社のアイコンのひとつであるV12気筒を諦めてはいないようだ。
さらに朗報となるのが、2020年12月に、現代のランボルギーニを復活へと導いたステファン・ヴィンケルマンが社長兼CEOに復帰したことだ。ランボルギーニの魅力と顧客の求めるニーズを知り尽くす彼ならば、驚きの復活劇を描いてくれることだろう。
【画像ギャラリー】ランボルギーニ最後のピュアエンジン車となるランボルギーニ アヴェンタドール ウルティメ
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みんなのコメント
3日くらいの日数の後、日本のランボルギーニ特約店は何処を所望するかなど詳細な内容が、やはりイタリア語で描かれて有ったから自分の所在地は関西だが、以前からの付き合いが在る首都圏の店舗が自分の取扱をお願いしたい!と返信し、今に至っている。
既にアヴェンタドールUltimaeの購入する全ての費用は払込済。
いつ日本に入って来るのか取扱い店からの連絡を心待ちにしてる。