メリットとデメリット、使い勝手も異なる
「さぁ、キャンプへ出かけよう」と家族全員で、クルマに道具を積み込んでみると、思いのほかラゲッジスペースが狭かったり、持っていく道具が多くなったりして、全てを記載できないことがあります。そんなときにあると便利なのが「車外積載アイテム」で、大きく分けると3種類。ルーフに取り付ける「ルーフボックス」、「ルーフラック」、そしてリアのヒッチメンバーに取り付ける「ヒッチキャリア」です。
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それぞれにメリットとデメリットがあるので、その特徴を紹介していきましょう。
ルックスも洗練された「ルーフボックス」
「ルーフボックス」は、その名の通りルーフに載せるボックス状の収納スペース。流線型で空気抵抗が小さく、フタが付いているので雨が降っても荷物が濡れることはありません。
ルーフボックスを取り付ける際は、「ベースキャリア」というシステムが必要。ベースキャリアとは、「ステー」「フット」と呼ばれる脚部、ルーフボックスを載せる「バー」、ステーをクルマに固定するための「フック」「ホルダー」と呼ばれる3つのパーツで構成されています。
このベースキャリアは、ルーフボックスをはじめ、スキーキャリア、サイクルキャリアなど、用途に合わせたアタッチメントに付け替えられることから「システムキャリア」と呼ばれています。取り付けにかかる予算は、ベースキャリアが1万5000~5万円程度。ルーフボックスが3万~20万円となります。
【メリット】・流線型フォルムで空気抵抗が小さい・フタが付いているので雨に強い・フタにはカギがかけられ盗難に遭いにくい
【デメリット】・ルーフラックに比べると高価・フタ付きなので荷物の大きさに制限がある・車高が高いと荷物の積み下ろしが大変・立体駐車場などでは高さに注意が必要
利便性の高い「ルーフラック」
「ルーフラック」は、ルーフに荷物を載せるための収納棚。高さに制限があるルーフボックスとちがって、大きな荷物を積むことができます。フタはありませんが、防水バッグやコンテナボックスなどに荷物を入れて積載すれば、急な雨にも対応可能。取り付けは、ルーフボックスと同様にベースキャリアに取り付けるモデルと、ベースキャリアを介さず直接クルマに取り付けるモデルがあります。
費用はシステムキャリアの場合、ベースキャリアが1万5000~5万円、ルーフラックが2万~15万円。直接取り付けられるタイプは、2万~15万円がおおよその目安となるでしょう。
【メリット】・荷物の高さを気にせず載せられる・ルーフボックスに比べると安価・SUVならデザイン性をアップするエクステリアに
【デメリット】・フタがないので防水の工夫が必須・荷崩れしないように荷縛りに注意が必要・荷物を積むと空気抵抗が大きい・車高が高いと荷物の積み下ろしが大変・立体駐車場などでは高さに注意が必要
積み下ろしがラクな「ヒッチキャリア」
「ヒッチキャリア」は、ここまで紹介してきたアイテムと違ってクルマの後端に取り付ける棚。トレーラーをけん引する際に使用する「ヒッチメンバー」に固定、装着します。
まずは、このヒッチメンバー取り付けが必要ですすが、ルーフキャリアと違って荷台が低い位置にあるので、大きな荷物でも積み下ろしがラク。ヒッチキャリア取り付けにかかるおおよその費用は、ヒッチメンバー+取り付け工賃が5万~15万円、ヒッチキャリア本体が1万~5万円となります。
ただし、使用時には注意が必要。ヒッチキャリアの利用でナンバーや灯火類が隠れないこと、クルマの全幅をはみ出さないこと、全長の110%を超えないようにしましょう。
【メリット】・荷物をクルマの後部に積むので空気抵抗を受けない・位置が低いので荷物の積み下ろしがラク・キャンプ中にも荷物置きやテーブルとして活用できる
【デメリット】・ヒッチメンバーの取り付けが必要・全長が伸びるので駐車時などに注意が必要・フタがないので防水の工夫が必須・荷崩れしないように荷縛りに注意が必要
「もっとキャンプ用品を持っていけたら……」「遊び道具を積むスペースを作りたい」と思ったら、これらのアイテムの中から、自分のクルマに合ったものを探してみてください。アウトドアライフが、もっと楽しくなりますよ!
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