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レクサスが新型コンパクトクロスオーバーSUV「LBX」の注文受付を開始。発売は12月下旬を予定

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レクサスが新型コンパクトクロスオーバーSUV「LBX」の注文受付を開始。発売は12月下旬を予定

 レクサスは2023年11月9日、新型コンパクトクロスオーバーSUV「LBX」の日本における注文受付を開始した。発売は12月下旬を予定する。

車種展開は以下の通り。

レクサスの新世代ラグジュアリームーバー「LM」の日本仕様が発表

クール(Cool):2WD(FF)460万円/AWD(E-Four)486万円

リラックス(Relax):2WD(FF)460万円/AWD(E-Four)486万円

ビスポーク ビルド(Bespoke Build):2WD(FF)550万円/AWD(E-Four)576万円

“Lexus Breakthrough X(cross)-over”の略称を冠したLBXは、「本物を知る人が素の自分に戻れるクラスレスコンパクトで新しいラグジュアリーの価値を提供するクルマ」として開発。“Premium Casual”をコンセプトに、シートに座った瞬間から感じる高揚感や、アクセルを踏み込んだ瞬間に感じるクルマとの一体感、いつまでも運転していたくなるようなクルマ本来の走る楽しさを追求し、合わせてコンパクトなサイズでありながらも上質で存在感のあるエモーショナルなプロポーションや、気心知れた相棒と一緒にいるような安心感の創出を目指して内外装を仕立てる。グレードは、コンセプトの“Premium Casual”を最も象徴する世界観を表現した「クール(Cool)」、落ち着きと華やかさを両立するHIGH-LUXURY な世界を表現した「リラックス(Relax)」のほか、内外装のオリジナルコーディネートが選択できるカスタムメイドシステムの「ビスポーク ビルド(Bespoke Build)」を設定した。

 まずエクステリアは、“Premium Casual”をコンセプトに、機能的本質や動的パフォーマンスに根差したプロポーションと、上質で存在感のあるコンパクトクロスのデザインを採用して、サイズのヒエラルキーを超えた新たなコンパクトラグジュアリーを具現化する。フロントマスクは低い位置に配置するラジエーターグリルまでスピンドル形状を上下に圧縮しながらフードとバンパー間のスリットが左右ヘッドランプにつながり、レゾリュートルックを構成してフロント機能全体を包括的に捉えた“ユニファイドスピンドル”を新採用。また、ユニファイドスピンドルによるアイコニックな表情に加えて、低く構えたフード造形と、ボディとグリルの境界を融合させたシームレスグリルにより、低重心で見応えのある存在感を表現する。さらに、フードとバンパーの間のスリットからつながるシグネチャーランプは、ターンシグナルとDLR(Daytime Running Light)のバイファンクション化に即して、安全面に考慮した外向きのL字シグネチャーに進化した。一方でサイドビューは、ショートオーバーハングに225/55R18サイズまたは225/60R17サイズの大径タイヤ、大径タイヤを収める大胆に張り出したフェンダー造形、水平基調のトルソーにフロントピラー付け根を後方に引いたコンパクトなキャビンが乗る明快な立体構成などによって、力強くかつ個性あふれるプロポーションを構築する。そしてリアセクションは、ワイドで低重心なスタンスにコンパクトなキャビンを乗せた台形スタイルを基調に、新アレンジのブランド・コンシスタンシーである“Lシェイプ一文字シグネチャー”やすっきりとしたLEXUSロゴなどを配して、塊感のあるエモーショナルな後ろ姿を具現化した。ボディサイズは全長4190×全幅1825×全高1545mm/ホイールベース2580mmに設定。最小回転半径は5.2mを実現する。外板色はレクサスならではの陰影感を追求したソニックカッパーやソニッククロムのほか、ソニッククォーツ、アストログレーメタリック、シルバーメタリック、ブラックマイカ、レッドスピネル、パッショネイトイエロー、ディープアズールマイカメタリックという全9色のモノトーンカラーと、ブラックキャビンとのコントラストでアンダーの塊を際立たせたソニックカッパー&ブラック、ソニッククロム&ブラック、ソニッククォーツ&ブラック、アストログレーメタリック&ブラック、シルバーメタリック&ブラック、レッドスピネル&ブラック、パッショネイトイエロー&ブラック、ディープアズールマイカメタリック&ブラックという全8タイプのバイトーンカラーをラインアップした。

 内包するインテリアは、レクサスのアイデンティティである“Tazuna Concept”を採用しながら、プレミアムモデルに相応しいしつらえを追求し、合わせて気負うことなくリラックスしてクルマとの一体感が楽しめる室内空間を演出する。コクピットは水平基調でシンプルなインストルメントパネル造形により、開けた視界を確保。また、メーターフードからドアトリムまでつながる造形テーマにより、空間の広がりとコンパクトな手の内感を融合させる。さらに、レジスターを造形に取り込んで機能部品としての主張を押さえることで、乗員を包み込むテーマを強調した。フロントコンソール部に配した艶炭フィルムのオーナメントも印象的だ。一方、センターディスプレイからコンソールにかけては、高さを抑え傾斜させることにより室内と一体感を増した9.8インチタッチディスプレイと、扱いやすい高さに配置した操作系により、気負いなく運転できる造形を創出。メーターには視認性の高い12.3インチ大型フル液晶メーターパネルを組み込む。また、室内の造形や素材の美しさを際立たせる64色の室内イルミネーションを採用した。

「ドライバーとクルマとの一体感」にこだわって設計したドライビングポジションも要注目。着座位置を下げることでドライバーを車両重心高に近づけてクルマの動きとの一体感を演出し、合わせてペダル操作時の力の入れやすさも向上させる。具体的には、手首や肘の角度、肩からの距離などを実機で何度も検証し、自然に力の入れやすいステアリング位置と角度を実現。加えて着座位置に合わせてペダル類も再検証し、アクセルペダルは足首の動きと一体となるオルガンペダルを採用して高い操作性を確保したほか、ブレーキペダルはアクセルペダルからの自然な踏み替え操作に適した踏面角とし、同時にフットレストはペダル操作時に力が入れやすい角度に設定した。一方でドライバーの視認性では、フード死角長を抑えフード上面が見えることで、自車位置把握のしやすさを実現。Aピラー形状やフードとのレイアウトにも徹底的にこだわることで有効な前方下方視界を確保し、車両との一体感やライントレース性を高めた。

 シートについては、前席に横から荷重がかかった時の座圧変化を低減する深吊構造のクッションと、背筋が伸びて頭部の揺れの低減と視線の安定化を図ったシートバック形状を採用。後席には3名分のヘッドレストと分割可倒機構を配備する。内装色/シート表皮は、クールにブラック&グレー/セミアニリン本革×ウルトラスウェードシートを、リラックスにブラックまたはサドルタン/セミアニリン本革シートを採用。また、ビスポーク ビルドは内装色にソリスホワイト、オーカー、ダークローズ、ブラックを、シート表皮にセミアニリン本革シート、ウルトラスウェードシート、L-AINILINE本革シートなどを設定した。

 基本骨格に関しては、ヤリス・クロスなどに採用するコンパクトカー向けTNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームのGA-Bをベースに、慣性諸元の最適化などレクサス専用のセッティングを施す。また、ボディ骨格の接合には短ピッチ打点技術や構造用接着剤の採用部位を拡大。フロアに採用する構造用接着剤の内、人に近い部位は高減衰接着剤に置き換えて高周波域での振動レベルを低減した。一方、性能向上に寄与する部位の局部剛性アップも実施。具体的には、フロントサスタワー間をつなぐカウル構造の見直しやインパネ内部構造の補強などを行う。ボディ自体は、ルーフリインフォースメントの最適配置によるルーフパネルの薄板化やフードのアルミ化、センターピラーへの2.0GPa級およびフロントバンパーリインフォースメントへの1.8GPa級ホットスタンプ材の採用などを実施して、軽量化および低重心化や剛性の向上を図った。

 シャシーについては、フロントにジオメトリーを刷新した新開発のマクファーソンストラット式サスペンションを採用。キャスター角を大きくとることで高い直進安定性を確保するとともに、車体ロール時のトーイン変化量を抑えてアンダーステア特性を低減し、一体感と安心感のあるリニアなコントロール性を実現する。また、フロントサスペンションナックルには高剛性なアルミ鍛造ナックルを配することでバネ下を軽量化。加えて、新開発の3点締結の入力分離型アッパーサポートを組み込んで、リニアな操舵応答性と上質な乗り心地の両立を達成した。一方でリアには、2WDが軽量高剛性なトーションビーム式サスペンションを、E-Fourがトレーリングアーム式2リンクダブルウィッシュボーンサスペンションを採用。新開発のショックアブソーバーは動き出しから素早く反応する摺動部品を組み込むことで、極微低速からの優れた減衰力を確保した。

 音や振動の発生源を抑制する源流対策にこだわった点も注目ポイントだ。エンジンマウントの最適配置によって起動時のショックを低減し、同時にエンジン本体にバランスシャフトを組み込んで低回転時のフロア振動を抑制。また、エアクリーナホースへのレゾネータ追加による吸気音低減などエンジンまわりの源流対策を施し、一方で排気管にはエンジンからの振動伝達を低減するフレキシブルパイプを配し、合わせてメインマフラー容量を拡大して排気音を低減した。さらに、吸音層と遮音層の2層からなるダッシュインナーサイレンサーにさらなる吸音層を加えて3層構造とすることで、吸遮音性能をいっそう引き上げる。そして、ルーフパネルのマスチックシーラーの一部に高減衰タイプを採用して、重量のある制振材を使用することなく効率的に振動を抑え、かつ走行時や雨天時の車内静粛性を高めている。

 空力性能の向上も訴求点で、フロントまわりでは先端を低く構えたフード形状とシームレスグリルによって風流れの変動を抑制。また、サイドではドアパネルとベルトモールの段差を最小化することで高い整流効果を実現して操縦安定性能を高めたほか、ロッカーモール下端のフィン形状により車両のロールを抑制することで、フラットな乗り心地を実現する。さらにリアまわりでは、ルーフからリアスポイラーの後端、門型スポイラーやリアコンビランプの形状工夫により車両後方への流れを最適化し、高い直進安定性を確保した。加えて床下アンダーカバーにディンプル形状を設定し、微小渦を発生させ流れの変動を抑えることで接地感を向上させた。

 パワートレインは2WDが高効率なM15A-FXE型1490cc直列3気筒DOHC12V“ダイナミックフォース”ガソリンエンジン(最高出力91ps/5500rpm、最大トルク12.2kg・m/3800~4800rpm)に、1VM型フロントモーター(最高出力69kW、最大トルク185Nm)、高い電池出力のバイポーラ型ニッケル水素電池(容量5Ah)で構成した1.5HEVシステムを、E-Fourが同ユニットに1MM型リアモーター(最高出力5kW、最大トルク52Nm)を組み合わせた1.5HEVシステムを搭載。レクサスがこれまで培ってきた電動化技術によりエンジン、モーター、電池の性能を十分に引き出すことで「Lexus Driving Signature」を追求する。具体的には、アクセル操作に対する電池とモーターによるアシストを大幅に強化し、応答遅れが少なく、立ち上がりが早い電気リッチな加速感を実現。また、加速中のエンジン回転数と車速、エンジン音を連動させることで伸びのあるリニアな走りを演出する。さらに、HEVシステム全体で高効率となるよう緻密に制御することで、2WDがWLTCモード燃費27.7km/リットル、E-Fourが同26.2km/リットルという優れた燃費性能を達成した。

 先進の安全・運転支援機構やコネクティッド機能などの採用も見逃せない。プロアクティブドライビングアシスト[PDA]やプリクラッシュセーフティ[PCS]、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、レーンディパーチャーアラート[LDA]、ドライバー異常時対応システムなどで構成する最新の予防安全技術「Lexus Safety System+」を標準装備。ドアのラッチ/アンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムも導入する。また、一部の高速道路・自動車専用道路をレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)およびレーントレーシングアシストを作動させての運転中、渋滞(0~40km/h)になるとドライバーが周囲の監視をしているなど一定の条件を満たしているとシステムが認知・判断・操作を支援するLexus Teammate Advanced Drive(渋滞時支援)や、並列駐車シーンにおいて前向き駐車/バック出庫/前向き出庫が新たに可能となったLexus Teammate Advanced Park(リモート機能付)を採用した。

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みんなのコメント

5件
  • yhj********
    トヨタやレクサスが予約販売みたいな売り方の間は、縁がなさそう。フォレスターを待つよ。
  • tak********
    何を狙っているのかな?

    わからん…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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