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日産新型「Z」は3リッターV6ターボ搭載で405馬力にパワーアップ! 従来型とスペック比較

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日産新型「Z」は3リッターV6ターボ搭載で405馬力にパワーアップ! 従来型とスペック比較

■7代目となる新型Z 北米仕様のスペックが明らかに!

 日産「フェアレディZ」の新型モデル(北米市販車「Z」)が2021年8月18日に米・ニューヨークで初公開され、同市場で2022年春に発売されることが明らかになりました。

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 14年ぶりのモデルチェンジで7代目となる新型Zは、先代モデルの6代目(Z34)からどのように進化したのでしょうか。北米仕様のスペックをもとに、両車を比較してみます。

 新型Zは、「伝統と最新技術の融合」で洗練されたエクステリアと歴代Zへのオマージュを感じさせるデザインを特徴としています。

 外観のスタイルは伝統的なFRスポーツカーのデザインを踏襲し、ロングフードや低重心のリアスタンスなど、歴代モデルの要素が取り入れられました。

 フロントのデザインではヘッドライトが特徴的です。先代モデルの稲妻のような形状のランプとは異なり、新型モデルでは「こ」の字のLEDヘッドランプを装着。これは初代Z(S30型)のふたつの半円をイメージしており、新型モデルのアイデンティティと調和させました。

 さらに、四角いグリル開口部は従来モデルよりも大きくすることで、ワイド&ローのスタンスを強め、フロントバンパー下にチンスポイラーを装着することで、スポーツカーらしさを表現しています。

 テールランプにも歴代モデルのデザインが見られます。先代モデルはブーメラン型ですが、新型モデルは4代目モデル(Z32型)を彷彿とさせるデザインに最先端の技術を取り入れ、新たに3DシグネチャーLEDテールランプを採用しました。

 ボディサイズは、現行モデルが全長4260mm×全幅1845mm×全高1315mmで、新型モデルは全長4379mm×全幅1844mm×全高1316mm。新型モデルは先代モデルよりも全長が119mm延長していますが、全幅と全高は同等となっています。

 タイヤサイズは、先代モデルはフロントが225/50R18、リアが245/45R18でしたが、新型モデルはフロントが255/40R19、リアが285/35R19と大径化しました(北米仕様では18インチの設定もあり)。

※ ※ ※

 エクステリアデザインは歴代モデルの要素を取り入れており、最新モデルでありながら、どこか懐かしさも感じられるレトロモダン風のスタイルが新鮮に映ります。

 その一方でインテリアは、最先端のコクピットへと進化。

 12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイや大型のセンターディスプレイなど、従来モデルよりも先進的なスタイルとなっていますが、インパネ上部に設置された3連サブメーターは引き続き採用されました。

 新たにデザインされたステアリングはディープコーン形状とし、操作性の良いグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類を装備。

 シートは「GT-R」のノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上。シートバックにスエードを多用することで、身体の横ブレを抑えて快適なドライブを実現するとともに、コーナリング時の身体の動きも抑制します。

 インテリアカラーは、グラファイト、レッド、ブルーの3色を用意しました。北米での特別限定仕様車「Proto Spec」では、インパネのステッチをはじめ、随所にイエローのアクセントを施し、スポーティ感を演出しました。

■スカイライン400Rと同じ3リッターV6ターボ搭載!

 新型Zはパワートレインも大きな進化を遂げました。

 先代モデルでは3.7リッターV型6気筒自然吸気エンジン(332hp/270LB-FT:北米仕様)を搭載しましたが、新型モデルでは3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR30DDTT)に置き替わります。

 これは2019年9月にビッグマイナーチェンジを受けた「スカイライン」に設定された「400R」と同じ型式のエンジンで、新型Zでは最高出力400hp(405ps)、最大トルク350lb-ft(475Nm)を発揮。出力を大幅に向上しながら、シャープでスムーズなレスポンスを実現しました。

 トランスミッションは、先代モデルは6速MTと7速AT(MTモード付)を設定していましたが、新型モデルでは6速MTと9速AT(パドルシフト付き)を設定。

 6速MTは大トルクのエンジンに対応するため、クラッチディスクとギヤトレインを強化するとともに、新設計のシンクロナイザーシステムの採用やシフトプロファイルの変更により、ドライバーの意のままのスムーズなシフトチェンジを可能とします。

 一方、新開発の9速ATは、幅広いギアレンジにより、ダイレクトで素早いレスポンスを実現。

 通勤や高速道路でのロングドライブに最適な「スタンダードモード」と、ポテンシャルを最大限に引き出す「スポーツモード」を選択できます。

 さらに、日産の後輪駆動車として初となる、クラッチ操作でエンジン回転数を保持し、停止状態からの加速性能のポテンシャルを最大限発揮する「アドバンストローンチアシストコントロールシステム」を搭載しました。(AT全車/MT車は「Performance」グレードのみ)

 また、サイドブレーキは電動式ではなく、先代モデルから引き続き手動式を採用。安全装備として、歩行者検出機能付き自動緊急ブレーキや前方衝突警告、リアクロストラフィックアラート、車線逸脱警報などが備わります。

※ ※ ※

 日本でも新型フェアレディZの登場が期待されていますが、2021年冬に発表される予定となっています。

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  • EV時代にシフトしようとしている中、貴重な純ガソリンの新型スポーツカーになりそうですね。
  • 社外品のエアロが楽しみなデザイン
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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