限定12台の市販用「ベントレー・ブロワー」に先駆け、プロトタイプの「カーゼロ」が公開
12月9日、ベントレー・モーターズは同社のビスポーク部門であるマリナーが4万時間をかけて復刻させた「ベントレー・ブロワー」を公開した。ブロワーが復刻するのは1930年以来90年ぶりで、「ブロワー・コンティニュエーション・シリーズ」の復刻生産に先駆けて発表されたこのプロトタイプは「カーゼロ」と名付けられた。
これも伝統の英国流! ベントレーがツイードを使用したインテリアをオプションで用意
「カーゼロ」に続いて製作される12台の復刻モデルはすでに完売。その製作には、1920年代後半にオリジナルブロワーが製造されたときの図面と治工具が使用される。オリジナルモデルは、ヘンリー“ティム”バーキン卿のレースチームのために4台が製造された。4台のチームカーのなかでベントレーが所有する2号車(シャシー番号「HB3403」、エンジン番号「SM3902」、ナンバー「UU5872」)を、このコンティニュエーション・シリーズのために分解、ひとつひとつの部品を残さずレーザースキャンするところから、このプロトタイプの製作は始まった。
収集したデータをもとに、新たなブロワー用のパーツ1846個が設計され、手作業で製作された。ただし、そのうち230個はアッセンブリーであり、そのなかにはエンジンも含まれるので、ネジやインテリアトリムなどの個々のパーツを含めると、実際には数千のパーツが製作されたことになる。こうしたパーツやアッセンブリーは、ベントレーマリナープロジェクトチームのエンジニア、職人、テクニシャンが英国内のスペシャリストやサプライヤーらと協力して作り上げた。
「カーゼロ」は12台の復刻モデルに先駆けて、開発・試験用に製作されたプロトタイプ。今後数カ月かけて耐久試験と性能試験が実施される。エクステリアはグロスブラック、インテリアはブリッジ・オブ・ウィアー社製のオックスブラッドと呼ばれる赤いレザーで彩られている。
このカーゼロの発表にともない、ベントレー・モーターズが英国クルーに建設した新施設も初公開された。新施設は1946年からベントレー本社が置かれているピムズレーン一帯の大規模な工事を含め、本社敷地を拡張する形で建設されたもので、将来に向けて重要な役割を果たすことになる。
発表会でカーゼロのドライバーを務め、ピムズレーンを走行した同社ののエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のようにコメントしている。
「本日はブロワー・コンティニュエーション・シリーズの初公開という大切な日であると同時に、ベントレー・モーターズにとっても記念すべき日となりました。90年ぶりに製作されたブロワーを運転できたことは大変光栄であり、ティム・バーキン卿もこのクルマの出来栄えに満足してくれることと思います。このクルマのクラフトマンシップは実に素晴らしく、一世を風靡したオリジナル・ブロワーの走りが正確に再現されていたことをご報告させていただきます」
「このブロワーでピムズレーンを走行でき、喜びもひとしおです。ベントレーはこのたび、ピムズレーンの本社敷地を拡張し、新施設を建設いたしました。本社の拡張はベントレーの未来にとっても、クルーという地域にとっても大変意味のあることです。新施設は明るい未来に向けた具体的戦略のひとつであり、サステナブルなラグジュアリーモビリティにおける世界的リーダーを目指していくうえで、重要な足がかりとなります」
ブロワー・コンティニュエーション・シリーズはベントレーマリナーの「クラシック」部門が顧客のために手がけた初めてのプロジェクト。マリナーにはそのほかに、特別限定車「バカラル」を製作した「コーチビルド」部門とコンチネンタルGTマリナーを製作する「コレクション」部門がある。
カーゼロは今後、実世界での耐久試験に入る。走行時間と走行速度を徐々に増加させながら、より厳しい条件下で機能性と耐久性を確認していくことになる。このテストプログラムは8000kmのトラック走行を含め、計35000kmを達成するように計画されており、北京-パリモーターチャレンジやミッレミリアなどのクラシックカーラリーでの走行を想定して行なわれる。勇敢なドライバーによる最高速での走行試験も予定されており、その最有力候補としてはエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOの名が挙がっているとのことだ。
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みんなのコメント
メルセデスなんかも旧型のボディに現行のエンジン積んだら欲しくなる。
量産されても買えないブランドだけど笑