2024年F1第21戦サンパウロGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのフランコ・コラピントはリタイアでレースを終え、アレクサンダー・アルボンは予選でのクラッシュの影響によりレースに出場できなかった。
雨のなか行われたサンパウロGPの予選において、コラピントはQ1で、アルボンはQ3でそれぞれクラッシュを喫した。予選後、ウイリアムズは2台のマシンのダメージを調査し修復作業を行なっているとアナウンスしたが、アルボンのマシンの修復は間に合わないと判断し、アルボンは欠場を余儀なくされた。
■フランコ・コラピント(ウイリアムズ・レーシング)
予選=18番手
決勝=DNF(30周/69周)
16番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト
今日のレースで起きたことを、チームの身になって考えるとひどく落ち込んでしまう。誰にとってもすごくタフな1日で、僕らが望んだような展開にはならなかった。
予選でのアクシデントの後、チームは驚異的な仕事をして、クルマをレースに間に合わせてくれた。それなのに、こんなかたちでレースを終えることになり、彼らに本当に申し訳ないと思っている。僕は速いクルマを手にして、レース中に何らかのチャンスがあれば、それをつかんでやろうと狙っていた。そして、ピットに入って新しいインターに交換し、タイヤの温度を上げようとプッシュしていたところで、コース上の大きな川に乗ってコントロールを失ってしまった。
チームとして立ち直れると思うし、必ず立ち直るよ。まだ3レース残っているから、ここから盛り返してみせるつもりだ。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
予選=7番手
決勝=DNS(0周/69周)
7番グリッド
言うまでもなく、本当に悔しい1日になった。チームには申し訳ないとしか言いようがない。ここ数週間で被ったダメージはとても大きく、次の3連戦ではとても厳しい立場に立たされることになるからだ。最近の数戦がタフなものになることは予想どおりで、何の不思議もなかった。ただ、僕としてはようやくリズムを取り戻せたように感じていて、今回は実際にいい位置につけていた。予選では速さを示せたし、クルマのフィーリングも良かったんだ。
ターン1でのアクシデントは、まったく予測できなかった。いったい何が起きたのか、しっかり調べて原因を解明する必要がある。ブラジルではしばしばクレイジーなレースになるのは分かっていたし、ポイント獲得の大きなチャンスだっただけに残念だ。そのチャンスを生かせたのは、僕らの競争相手の方だったからね。
チームが厳しい状況にあることは承知している。だが、こういう時にこそ苦境から立ち直る力を示し、希望の兆しを見つける努力をしないといけない。ポジティブな点として、クルマは速かったし、僕もいいリズムを取り戻しつつある。最後の3レースを全力で戦い、それでコンストラクターズ選手権の順位がどうなるかに期待をかけたい。
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