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ポルシェが新型『タイカン』を導入。ほぼすべての領域で性能向上を果たし、最大航続は678kmに

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ポルシェが新型『タイカン』を導入。ほぼすべての領域で性能向上を果たし、最大航続は678kmに

 ポルシェ初のフルBEVとして2019年にデビューし、これまでに約15万台が生産されるなど「このクルマがEVセグメントにおけるゲームチェンジャーであり、革新的な先駆者であることがすぐに証明された」と語られる『タイカン』と、その派生モデル『タイカンクロスツーリスモ』が大幅なアップデートを受けた。充電性能は50kW増の320kWとなり、0-100km/h加速は0.6秒も短縮。航続距離は35%伸びて最大678km(WLTP)とされ、この2月7日(水)より予約受注が開始されている。

 より高い出力、長い航続距離、速い加速、迅速な充電、優れた安定性を実現するべく、これまで360万km以上のテスト走破したという新型モデルは、先代モデルよりも格段に加速性能が向上。ベースグレードの“タイカン”で静止状態からわずか4.8秒(ターボS:2.4秒)で100km/hに達し、先代モデルを0.6秒(ターボS:0.4秒)上回る数値を記録する。

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 また、スポーツクロノパッケージの新しい“プッシュトゥパス”機能を使用すると、モデルに応じて最大70kWのブーストを10秒間利用することが可能に。これはシステム出力の増加による効果で、ベースグレードでは従来よりも60kW向上、ターボSではさらに140kWの増強となり、そのシステム出力は700kW(952PS)に達している。

 エクステリアでは新しいフロントフェンダーと高解像度HDマトリックステクノロジーのフラットなヘッドライトによりさらにワイド感を強調し、リヤライトストリップのポルシェロゴは立体的なガラスルックのデザインを採用。初めて装備されたイルミネーテッド仕様では、乗車・発進時のアニメーションが特徴となっている。

 一方のインテリアでも、インストルメントクラスターやセンターディスプレイ、オプションの助手席側ディスプレイに機能を追加し、最適化されたユーザーインターフェースを装備。アンビエント照明やフロントシートヒーター、ポルシェインテリジェントレンジマネージャー(PIRM)にワイヤレス充電式スマートフォントレー、運転席側および助手席側電気充電ポート、ドライブモードスイッチ、パワーステアリングプラスが標準装備とされる。

 また“タイカン4S”ではパフォーマンスバッテリープラスが標準で搭載され、ベーシックモデルにもアダプティブエアサスペンションとアルミニウム製ドアエントリーガードが標準に。従来よりもさらに充実した装備を搭載しながら、最大15kgの軽量化を果たしている。

■段差をほぼ完全に吸収する“ポルシェアクティブライドサスペンション”

 ボディタイプと出力設定に応じて、航続距離は175km(35%)増加して最大678km(WLTP)となり、その充電速度も向上。パフォーマンスバッテリープラスの総容量は93kWhから105kWhに増加され、充電状態10%から80%まで18分で充電可能となっている。

 こうした出力アップを支えるダイナミクス性能の面でも、全車にアダプティブエアサスペンションを標準装備。さらに4WDモデルではサスペンションがピッチとロールを補正して乗員に作用するGを低減し、ダイナミックなブレーキング、操舵、加速操作中であってもボディをつねに水平に保ち、段差をほぼ完全に吸収する“ポルシェアクティブライドサスペンション”がオプション設定される。

 ソフトウェアを最適化した改良型パルスインバーターをはじめ、より強力なバッテリー、サーマルマネジメントの改良、次世代ヒートポンプ、改良型回生および4WDストラテジーなど、さらに高効率化が追求されたパワートレインにより、高速からの減速時における最大回生性能も290kWから400kWへと30%以上も向上。専用開発された新しい21インチホイールとタイヤに加え、全モデルで空力的に最適化されたホイールと転がり抵抗を低減したタイヤが標準装備されている。

 ポルシェジャパン独自の急速充電インフラとして、CHAdeMO規格では国内法規における最速の150kWを誇る『ポルシェ・ターボチャージングステーション』が全国の正規販売店にて54基稼働中のうえ、アウディ、フォルクスワーゲンとともに展開するプレミアムチャージングアライアンスにより、各ブランドの正規販売店に設置される急速充電器も利用可能に。普通充電器(8kW)の『ポルシェ・デスティネーションチャージングステーション』も110拠点225基が運用され、価格は『タイカン』が1370万~2746万円、同『タイカンクロスツーリスモ』は1507万~2308万円(いずれも税込)となっている。

ポルシェコンタクト:0120-846-911
HP:https://www.porsche.com/japan/jp/models/taycan/all-models/

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みんなのコメント

7件
  • しょすけ
    600キロ超えてくると、ドライバーの休憩時間で充電追いつきそうですね。
  • chi
    718ボクスター乗っていますが、 不便なEV には乗りたくない。
    次は仕方がないけどハイブリッドですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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