【懐かしの輸入車 13】クライスラー 300Mは2001年モデルでさらにスタイリッシュになった

今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代の輸入車ニューモデルのインプレッションを当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「クライスラー 300M」だ。

クライスラー 300M（2001年）
クライスラーのスポーティ ラグジュアリーセダンである｢300M」は昨年（編集部註・2000年）から日本にも導入されている。日本ではあまり人気のなかった（失礼！）クライスラー ビジョンの後継モデルとして登場し、1950年代後半にアメリカで人気を集めたクライスラーの300レター シリーズを現代風にアレンジしたモデルといわれている。

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■クライスラー 300M　主要諸元
●全長×全幅×全高：5015×1910×1420mm
●ホイールベース：2870mm
●車両重量：71670kg
●エンジン形式：V6・4バルブSOHC 縦置きFF
●排気量：3517cc
●最高出力：185kW（252ps）／6450rpm
●最大トルク：340Nm（34.7kgm）／4000rpm
●トランスミッション：電子制御式4速AT（オートスティック機能付）
●タイヤ：225/55R17
●車両価格（当時）：463万

シレッと修正される前にコピペしてみた(笑)
戦車？

この代のLHカーは、ルノー本体でもすでに止めていたルノー流の縦置きFWDを継承した最後の車で、ほんとはキャトルとかを偏愛する仏車党こそが注目すべき存在だった。

実は非常に完成度の高い車なのだが、当時のアメリカでの潮流であるこの暑さで溶けたようなデザインは日本のマスコミやアメ車党の目には自動車のそれには見えず、出た瞬間に存在を消し去られることとなった。その反動が次の300Cで露になることになる。

アメリカでのテレビCMは、昔の300シリーズのCM映像を使ったレトロ調の非常にスタイリッシュなものだった。本来イーグル・ブランドで出すはずだったものがイーグルの廃止によって宙に浮き、急遽300シリーズの名跡を引っ張り出すことになったのだろうが、それ故に力の入ったCMだったと思う。