6月19~20日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦。このラウンドでは、WECポルティマオテストに参加している平川亮の代役として、carenex TEAM IMPULから高星明誠がSFでの2回目のレースに挑む。レースウイークを前に、その意気込みを聞いた。
1993年生まれの高星は、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)のドライバーとしてステップアップを果たし、2013年には全日本F3選手権のF3-Nチャンピオンを獲得。2017年にはB-MAX Racing Team with NDDPでオーバーオールでのチャンピオン獲得を果たした。
carenex TEAM IMPUL、WECテスト参加の平川亮に代わり、高星明誠をSF第4戦SUGOで起用
2018年からはスーパーGTでKONDO Racingに加わりGT500クラスで戦っていたが、フォーミュラでのステップアップはニッサンドライバーだったこともあり、なかなか訪れていなかった。そんな高星がスーパーフォーミュラデビューを飾ったのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国人ドライバーの来日がなかなか実現しなかった2020年。Buzz Racing Team with B-MAXで第2戦岡山にスポット参戦し、SFデビューを果たしていた。
そんな高星にとって、SF参戦2戦目となるのが6月19~20日の第4戦SUGO。WECテストのため平川が欠場となったcarenex TEAM IMPULから「出てみないか」というオファーが届き、高星はこれを受けた。今季高星はスーパーフォーミュラ・ライツでB-MAX RACING TEAMの総監督を務めていたが、今回はチームから木曜午前の有料走行の時間を使い、ライツを走らせ週末に向けた体慣らしを行った。
この日高星がドライブしたのは、現在スーパーフォーミュラ・ライツのポイントリーダーである名取鉄平の50号車。「B-MAXのエースカーで、チャンピオンシップがかかっているクルマなので、壊してはいけないというのがある中で気をつけながら走りましたが、ひさびさにフォーミュラに乗って感覚を掴めたかな、と思います」と走行後、高星は語った。
「でもSUGO自体走るのもひさびさ(2019年はスーパーGTの開催がなかった)ですし、乗ることができたのは大きかったと思います」
そして週末に向けた意気込みを聞くと「フォーミュラもブランクがありますし、小さいサーキットしか走っていないので、どうなるかは分かりませんね。週末の天候も分かりませんから」とまだまだ予想がつかないと高星。
ちなみに、まだSFでの走行は行っていないが、今回高星がドライブすれば、2014年からスーパーGTとスーパーフォーミュラで採用されている2リッター直4直噴の“NRE”エンジンが導入されて以降、ニッサン、ホンダ、そしてトヨタの3メーカーのエンジンを走らせた経験をもつ珍しい存在ともなる。
走行していない状況で、高星自身も言えることは少ないが、「ニッサンでスーパーGTを戦っているドライバーに、こうしてスーパーフォーミュラに乗らせてもらえる許可を得られたことはありがたいことだと思います」と感謝を述べた。
事前にテストもなく、スポット参戦での参戦となることからハンデも多いが、このSUGOは2017年に坪井翔とのタイトル争いを制し、全日本F3のチャンピオンを決めたコース。活躍を期待したいところだ。
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