刺激的なFF最速ホットハッチ
今回取り上げるのはフォルクスワーゲン・ゴルフRと、シビック・タイプRというホットハッチを代表する2台だ。ゴルフRはオールラウンドな4WDホットハッチであり、シビック・タイプRは最速のFFホットハッチだ。
まずはシビックに試乗しよう。このクルマはベースモデルと並行して開発され、独立懸架のリアサスペンションが採用されるなどパワフルなホッチハッチ化を前提に設計されている。4WD化していないことによる欠点は見当たらない。
非常に俊敏な走りに加え、先代にはなかったコンフォートモードの追加により、乗り心地も快適だ。2Lの4気筒ターボを搭載し、その最高出力は320psを発生する。素晴らしいパフォーマンスではあるが、若干のラグも感じられる。だがタイプRらしくギアボックスは素晴らしい出来栄えだ。
このクルマの良さのひとつは、大きな欠点や慣れが必要なクセがないことだろう。非常に直感的で、初めて乗ったとしてもうまく乗りこなせるだろう。鋭いシャシーだが良くしつけられており、とても刺激的なドライブが可能だ。
一方で欠点を挙げるとすれば、そのルックスだ。ホンダのエンジニアによれば、スクープもスカートもスポイラーも無意味なものはなく、すべてが何らかの役に立っているという。しかし攻撃的すぎるルックスは決して美しいとはいえない。
キャビンについていえば、ドライビングポジションは良く、パフォーマンスカーに求められるものは概ね満たしている。しかしインフォテインメントシステムやナビゲーションは他に類を見ないほどに酷いものだ。
大人しいがオールラウンドなゴルフR
次はゴルフRに乗り換えてみよう。シビックとは異なり、フォルクスワーゲン・グループらしくインフォテインメントシステムを含めエルゴノミクスは素晴らしい。またデザインについても対極的で、こちらは控えめなルックスだ。
しかしこのクルマも300ps級であり、とても速い。MTの設定もあるが、この個体のようにDSGの方がクルマの性格に合っているように感じられる。シビックのような刺激はないが、両車は方向性が少し異なり、こちらは毎日使えるホットハッチなのだ。
エンジンパワーは十分で、パワーの出方もリニアだ。サウンドもまずまずで、ダッシュボード下に埋め込まれたサウンドアクチュエータが音を作り出している。4WDシステムのおかげでトラクションは絶大であり、FFベースでありながら早期に後輪へのパワー配分が準備される優秀なシステムだ。
しかしもしサーキットでの使用を考えるのであれば、こちらよりもシビックを選ぶだろう。ゴルフRの方が有能ではあるが、エキサイティングではないのだ。仮に両方を所有していたとすれば、年間300日をゴルフで過ごし、特別な日にはシビックを選ぶことになるだろう。
シビックの方が優れたドライバーズカーであることは間違いないが、クルマをトータルで見ればゴルフRの勝利と言えそうだ。それどころかこの価格と万能性を考えれば世界最高とすらいえるかもしれない。
詳細は動画にてお楽しみいただきたい。
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