株式会社ホンダ・レーシングは、7月13日にMotoGP2021年シーズンのライダーを発表。現KTMで2013年のMoto2王者ポル・エスパルガロと2年契約を結び、レプソル・ホンダから参戦させることを明らかにした。
エスパルガロのレプソル・ホンダ入りは6月初旬からその可能性が取り沙汰されてきた。既にKTMは2021年にエスパルガロが離脱することを公表しており、移籍は既定路線として扱われていたが、7月19日のMotoGP再開を前に公式発表となった。
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ホンダは既に現王者のマルク・マルケスと2021年以降の4年契約を結んでおり、来年からは過去に競い合ったスペイン人同士によるチームが実現することになった。
またエスパルガロのレプソル・ホンダ加入によって、今季MotoGP最高峰クラスにデビューする予定のアレックス・マルケスがレプソル・ホンダを離脱。しかしホンダと2021年からの2年契約を締結した上で、サテライトチームのLCRホンダへの移籍することが合わせて公表された。
アレックスにとっては新型コロナウイルスの影響によって自身の実力をレースで証明することのないままレプソル・ホンダを離脱する事になってしまったが、LCRホンダで期待に答えられるように頑張っていきたいと語っている。
■アレックス・マルケス
「HRCとの契約の更新について発表できたことを誇りに思います。Hondaは、最高峰クラスで闘うチャンスを与えてくれました。今年末から、LCR Honda TeamというMotoGPでの経験が豊富でメジャーなチームの一員として戦えることをうれしく思います。HRCおよびLCR Honda Teamの信頼を受け、今後もHondaファミリーの一員でい続けられることに感謝しており、結果で期待に応えるよう頑張ります。今は、ヘレスでのシーズン開幕戦が待ちきれず、まずは今年ベストを尽くすことに注力します」
■株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 野村欣滋
「アレックス・マルケス選手と一緒に、来年から2シーズンにわたり、MotoGPカテゴリーでの成長プロセスを続けられることを大変うれしく思っています。現在の状況を深く考え、分析した結果、彼はHRCのフルサポートを受けLCR Honda Teamから参戦することが、最高峰クラスで成長する絶好のチャンスだと思っています。また、今年より3年間このプランを続けることによって、HRCにとっても、アレックス・マルケス選手にとっても、思い通りの結果が得られると確信しています」
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