オスカー・ピアストリ(マクラーレン)のルーキーらしからぬ活躍にチームメイトのランド・ノリスは“不愉快さ”を感じているが、チームとしては悪影響が出ることはないと考えている。
ここ数シーズン、ノリスはマクラーレンで事実上のエースドライバーとしてチームを引っ張ってきたが、今季は参戦初年度のピアストリから厳しい挑戦を受けている。
■レッドブルF1に漂う権力闘争の気配。”追い出し”噂されているマルコ「私には契約があるし、決めるのは株主」
ピアストリのポテンシャルの高さは、カタールGPのF1スプリントでのポール・トゥ・ウィン、決勝での2位表彰台という形でも現れた。一方カタールGPでピアストリに敗れたノリスは、より良いレースができるチャンスを自ら逃したとして自分自身を責めた。
ただ、ノリスが週末のパフォーマンスに対して公然と自分自身への不満をあらわにしているにも関わらず、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は良い傾向として捉えた。
むしろピアストリのスピードに感じる不安が、ノリスに対する良い刺激になると語った。
ピアストリとノリスの力関係についてmotorsport.comがステラ代表に尋ねると、彼は次のように答えた。
「ランドはオスカーがユニークな才能の持ち主であることを知っている。F1でもこういった才能の持ち主を毎日見ることはできない」
「たとえルーキーであっても、彼は絶対的なライバルであり、ランドは彼が非常に高いハードルとなることを分かっているんだ」
「しかし、もしランドのように強いドライバーなら、それをポジティブに捉える必要がある。改善する上で情報を沢山得られるんだからね」
「全てのコーナー、全てのラップ。どんなセッションでも速いチャンピオンはどんなスポーツにもいない」
「私としては、ランドがこれを不愉快として捉えていると思う。しかし、それは最高のドライバーになるために必要な不快感だ。チャンピオンになるための呪いであり、祝福でもあるんだ」
ノリスはレースが上手くいかないと自己批判を展開する傾向にあるが、ステラ代表はそれが逆効果になるとは考えていない。
そして彼は、ノリスがすぐに最高のパフォーマンスを発揮するのに必要なバランスを見つけることができると語った。
「ランドはとても正直な人間で、私との関係も含め、あらゆる人間関係において正直さを貫いていると思う」とステラ代表は言う。
「彼は仮に自分が間違っていたとしても、正直さという観点からそれを理解したいんだと思う。彼は自分を傲慢に見られたくないし、もっと上手くやれたはずだと思っていないように見られたくないんだ」
「しかし同時に、チャンピオンに関して私が触れた通り、適切なバランスを見つける必要がある。そして、世界とのコミュニケーションと自分自身とのコミュニケーションにおいて、正しいダイナミクスを見つける必要がある」
「特に金曜日の予選の後、彼が自分自身に対してどんなに厳しいことを言ったとしても、見直しをする必要がある。その見直しは非常に誠実に行なわれるだろう」
「自分自身に対してどれだけ厳しくあるべきか? 目標は何なのか? 全てのコーナーやラップ、セッションで速いことが目標なのか? それともベストを尽くすことなのか? 時間をかけて見極めていく」
「ランドにとって、オスカーにとって、そしてチームの我々ひとりひとりにとっての旅が待っているんだ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?