スーパーフォーミュラは2025年に韓国ラウンドを開催することを目指していたが、結果的に同年の開催は断念される事になった。しかしながらプロモーターのJRP(日本レースプロモーション)は、これによりスーパーフォーミュラのアジア進出の計画に終止符が打たれたわけではないと主張した。
スーパーフォーミュラは今年8月にインジェ・スピーディウムでレースを開催し、2004年以来となる海外戦を実施する予定であることを明らかにした。しかしJRPとインジェのプロモーターの交渉がまとまらなかったため、2025年の開催を断念したことが10月の富士ラウンドの際に明かされた。
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JRPの上野禎久社長はmotorsport.comの取材に対し、2026年のレース開催に向けた具体的なプランは現状ないことを強調しながらも、今後新たな交渉を行なう余地があることを認めた。
「我々は来年に向けた準備を開始する必要があり、また(JAFに)最終版のカレンダーを提出する必要があったため、交渉の締め切りを9月中旬に設定していました」
「残念ながらそこまでに交渉は成立しませんでしたが、これで終わりではありませんし、将来的にレースを実現させるために話し合いを続けたいと考えています」
またスーパーフォーミュラが目指す海外戦の選択肢は、何もインジェに限られているわけではない。上野社長は具体的な国やサーキットこそ明かさなかったものの、「アジアのいくつかのサーキット」からアプローチがあったと語った。
しかしその一方で上野社長は、スーパーフォーミュラがアジアでレースをする場合はプロモーター双方にとって利益があり、最終的に海外でのスーパーフォーミュラ人気が高まるようなものでなければならないと付け加えた。
「我々は(海外戦の実施で)その国でのモータースポーツ文化が成長することに寄与し、なおかつこの選手権に対するファンの関心を増やすことにつながることを望んでいます。我々にとっても利益になる必要があります」
結果的に2025年は国内のみでのシリーズとなるが、それでもレース数は今季の9戦から大幅に増えて12戦となる。これはシリーズにとって過去最大のレース数だ。
これは大会数はそのままに、2レース制のフォーマットを増やした結果だ。来季も変わらず全7大会が実施されるが、そのうちオートポリス戦とSUGO戦のみが1レース制であり、鈴鹿、富士、もてぎで行なわれる計5大会は全て2レース制だ。
スーパーフォーミュラはここ数年、レース数の増加に取り組んできた。ただ上野社長は、日本国内のモータースポーツカレンダーの過密により、日本での開催数をこれ以上増やすことは難しいことを認めている。
一方でアジア諸国なら、気候も比較的温暖で開催日程の制約も少ない。そのため上野社長は、将来的に海外戦が3戦まで増える可能性も仄めかした。
「我々の目標は最終的に年間10大会を開催することです。ただ日本はスーパーGTやスーパー耐久などもありスケジュールが非常に混み合ってますので、これ以上開催する場合は日本以外でやる必要があります」
さらに上野社長によると、理想的なシナリオはそういった全ての大会が2レースフォーマットとなること。つまりそれらが実現すれば、レース数は20戦まで膨れ上がる。
「我々はその方向で考えています。ただそれを実現させるためには多くのことを調整する必要があります」
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みんなのコメント
「K国はやめとけ」
アロンソのコメント思い出すわ。