日産の新型EV AUTOCAR予想図
日産のEVラインナップに、新たに大型SUVが加わる可能性がでてきた。同社にとって、リーフ、アリアに続く、100%電気自動車の第3弾ということになる。
【画像】アリア、キックスeパワー【日産の電動化モデル】 全96枚
アメリカ、中国で強まる需要を考えれば、新たなEVが大型SUVとなるのは自然な流れだ。
アリアは、CMF-EVアーキテクチャーを採用している。フォルクスワーゲンならMEBがこれに相当する電気自動車用のプラットフォームだ。
日産ヨーロッパのEV部門を率いるヘレン・ペリーは、次のように話している。
「この(CMF-EV)プラットフォームは今後、他のモデルにも採用されることでしょう。CセグメントSUV、DセグメントSUVは、これから3年間で300%の成長が見込まれます。ですから、拡大するマーケットにこのプラットフォームを数年のうちに投入していく方向でおります」
航続距離 500kmは1つの目安
日産は、2023年までに全ラインナップの半分を電動化モデルにすると明言している。ただ、ペリーは、新型EVがこの期限までに登場するかどうか詳しく話すことを控えた。
「それはカスタマーの動向次第なのです。もっと早くアリアを投入していたとして、お客様が期待してくださるかどうかはなんとも言えなかったでしょう。それに、新型コロナウイルス感染症は恐ろしいもので、何が大切なのか、環境性能などについて、人々は考え直すことになりました」
EVの大型SUVでも、500km程度の航続距離を実現することになるだろう。
彼女は、今後登場するEVの航続距離が伸びるかどうかについては触れなかった。しかし、カスタマーが検討する基準として500kmという数字は重要だと話している。
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