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4月に2桁増の国産登録車 どのブランド? 「2018年4月に売れた日本車」

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4月に2桁増の国産登録車 どのブランド? 「2018年4月に売れた日本車」

Q:7カ月ぶりにプラスを成し遂げた登録車。2桁増を記録した好調なブランドは?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:スズキ、マツダ、レクサス、三菱

4月に好成績 どのフランス車ブランド? 「2018年4月に売れたインポートカー」

スズキが前年同月比25.9%増(1万1428台)、マツダが同18.2%増(1万613台)、レクサスが同51.9%増(4632台)、三菱自動車が15.7%増(2346台)を達成。いずれのブランドも新型車が販売を伸ばした。

4月の新車販売 7カ月ぶりのプラス

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2018年4月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比3.2%増の36万6146台と7カ月ぶりの前年超えとなった。カテゴリー別では、
・登録車:同0.5%増の22万5390台(7カ月ぶりのプラス)
・軽自動車:同7.8%増の14万756台(2カ月ぶりのプラス)
を達成した。

市場の動向について業界団体の関係者は、「4月の新車販売は、登録車と軽自動車ともに新型車の投入などが奏功してプラスを達成した。登録車においては、スズキやマツダ、レクサス、三菱自動車といったブランドが前年同月比で2桁増を記録。とくに新型車を精力的に発売しているスズキは前年同月比25.9%増の1万1428台を成し遂げ、ブランド別でマツダ(1万613台)やスバル(7110台)を抜いて第4位に浮上した。一方で日産自動車は、完成検査不正問題の影響から回復して7カ月ぶりの前年超え(前年同月比6.2%増)を達成。燃費および排出ガスのデータの書き換えが発覚したスバルは6カ月連続でのマイナス(同25.1%減)と、苦戦が続いている。軽自動車については、ダイハツとスズキ、ホンダの御三家の販売が好調。とくにN-BOXシリーズの好セールスで勢いに乗るホンダは、前年同月比28.8%の大幅増を成し遂げた」と解説した。


今後の見通しについては、「市場全体としての需要は比較的堅調。また、夏に向けて販売を伸ばしそうなモデルが各メーカーから随時リリースされる予定なので、これらがどれくらい受注を伸ばすかがカギになる。一方、アメリカ発の貿易問題の成り行き、それに伴う株価の乱高下や円高の進行などによって市場の消費意欲がどうなるかは不安材料」と示唆した。



2018年4月 車名別 販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)1位 ホンダN-BOX 1万9884台
2位 スズキ・スペーシア 1万2240台
3位 ダイハツ・ムーヴ 1万1809台
4位 ダイハツ・タント 1万268台
5位 トヨタ・アクア 9495台
6位 スズキ・ワゴンR 8532台
7位 トヨタ・プリウス 8382台
8位 日産ノート 7836台
9位 トヨタ・ルーミー 7726台
10位 日産デイズ 7605台

ホンダN-BOX 8カ月連続でのトップ

月間の乗用車の車名別ランキングでは、“軽高登低” の傾向が続いている。首位に立ったのは昨年9月に全面改良を実施したホンダN-BOXで、前年同月比62.1%増の1万9884台の販売を成し遂げて8カ月連続でのトップに輝く。続く第2位には同64.1%増の1万2240台を販売したスズキ・スペーシアが、第3位には同1.6%減ながら1万1809台を販売したダイハツ・ムーヴが入り、いずれも前月から1ランクのアップを果たした。さらに、第4位には昨年12月に一部改良を実施したダイハツ・タントが位置し、トップ4を軽自動車が占有する。

4月に一部改良を行って同22.3%増を成し遂げたトヨタ・アクアは、登録車で首位だったものの総合では第5位にとどまった。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、6カ月連続である。また、月間販売台数で1万台を超えたのは軽自動車のトップ4のみで、登録車はトヨタ・アクアの9495台が最高。ユーザーの低燃費志向、そして節約志向は依然として続いているようである。

話題のニューモデルの動きを見ていこう。昨年5月にイースを新型に切り替えたダイハツ・ミラは前年同月比71.9%増(6955台)で第12位に、3月にe-POWERモデルを追加した日産セレナは同41.1%増(6143台)で第15位に、1月にマイナーチェンジを行ったトヨタ・アルファードは同10.6%増(4660台)で第23位に位置。昨年12月に発売した新型3列シートクロスオーバーSUVのマツダCX-8は月販計画1200台の約2.3倍となる2743台を販売して第37位に、新ジャンルの小型クロスオーバーワゴンを謳って昨年12月にデビューしたスズキ・クロスビーは月販目標の2000台を上回る2716台を記録して第38位に、昨年9月にプラドをマイナーチェンジしたトヨタ・ランドクルーザーワゴンは同72.0%増の2618台で第41位に、昨年7月に全面改良したトヨタ・カムリは同839.9%の大幅増(1297台)で第50位にランクインする。

また、3月に発売した新型クロスオーバーSUVの三菱エクリプス・クロスは月販目標1000台をやや下回る889台、昨年10月に第2世代に切り替わった日産リーフは同119.0%増の874台を販売。人気上昇中のレクサス・ブランドでは、昨年9月にマイナーチェンジを図ったNX300が905台、NX300Hが738台、昨年8月に一部改良を行ったCT200Hが586台の好セールスを記録した。

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