アストンマーティン創立110周年を記念し、110台がシルバーストンをパレード

　2023年7月8日、F1第11戦イギリスGPが開催中のシルバーストン・サーキットでアストンマーティン創立110周年を記念するパレードランが実施され、110台のアストンマーティン製車両がパレードに参加した。なお、一度にサーキットを走行したアストンマーティンの台数としては新記録とのことだ。

　2023年は創設者のライオネル・マーティンとロバート・バンフォードが正式にパートナーシップを締結し、アストンマーティン1号車が誕生してから110年目となる。

　これを記念し、アストンマーティンの現存する最古の車であるA3、スターリング・モスを含む1950年代の数多くのイギリス人ドライバーがステアリングを握ったDB3S、ジェームズ・ボンドの代名詞として名高いDB5、そしてハイパーカーのヴァルキリー、最新の量産モデルのDB12など、110台ものスポーツカーが走行。

　また、このパレードにはF1公式セーフティカーのヴァンテージ、F1公式メディカルカーのDBX707も登場し、世界各地から集ったアストンマーティン・オーナーとともにパレードした。

　この祝賀パレードに合わせ、アストンマーティンF1チームは、シルバーストン・サーキット近郊にに37,000m2の面積を誇る新たなファクトリーを正式にオープンした。記念ラップの前には、このファクトリーに110台の車両と同ブランドの愛好家が集まり、アストンマーティンのコレクションの数々を見る機会が設けられた。

　アストンマーティン取締役会長のローレンス・ストロールは「私たちは、アストンマーティンの110周年にあたる2023年が、ブランドにとって記念碑的な年になることを約束した」とコメント。

「私たちは、待望の次世代スポーツカーを市場に導入しただけでなく、アストンマーティンの歴史におけるこの重要な瞬間を祝うために、世界中のオーナー、愛好家、従業員にとって思い出に残る瞬間を創出することも約束した」

「今年、アストンマーティンはF1の新たな勢力へと躍進を遂げており、ホームレースが開催されるここシルバーストンは、私たちの祝賀イベントを開催するための、これ以上ない最高の舞台であり、最高のタイミングだと言えるだろう」

　アストンマーティンの110周年記念イベントは今後も続き、7月下旬には、「非常にエクスクルーシブなリミテッド・エディションが発表される予定」とのことだ。