フォーミュラE香港ePrixの決勝レースが行われ、ロッテラーとバードが激戦を繰り広げたが、最後は両者の接触という形で幕切れ。バードがトップチェッカーを受けたが、審議対象となっている。
予選まで降っていた雨が上がり、迎えた決勝レースのスタート。路面は乾いている部分を濡れている部分が混在する状況。気温も路面温度も19度というコンディションである。
■フォーミュラE香港予選:バンドーン覚醒のPP獲得。日産ローランド2番手
好スタートを見せたのは2番グリッドのオリバー・ローランド(日産・e.ダムス)で、一気にポールポジションのストフェル・バンドーン(HWA)を抜いてトップに浮上する。
またレース序盤に目覚しい躍進を見せたのはサム・バード(ヴァージン)。1周目のシケインに2ワイドで入ってアンドレ・ロッテラー(DSテチータ)を抜き、さらにバンドーンも抜いて2番手に浮上した。
2周目、ドラゴンのフェリペ・ナッセがコーナーを曲がりきれなかったところに、マヒンドラのパスカル・ウェーレインとジェローム・ダンブロジオが追突。コースをふさぐ形でストップしてしまった。これでナッセとマヒンドラの2台の合計3台はリタイアとなった。
このマシンを排除するため、レースは一時赤旗中断となった。
セーフティカー先導でレースが再開。この時点でレースの残り時間は38分ほどである。
セーフティカー中にロビン・フランス(ヴァージン)とダニエル・アプト(アウディ)以外の各車がアタックモードを起動し、激戦のバトルとなる。
まずターン1でロッテラーがバンドーンをオーバーテイクして3番手に浮上して見せた。
しかし7周目のターン1で、首位を行くローランドが突如スローダウン。大きく順位を落とす。続く8周目には首位バードがオーバーランし、ロッテラーが労せずして首位の座を手にする。ただミスがあったとはいえバードのペースは優れており、ロッテラーにプレッシャーをかけ続けていく。バンドーン以下はこの2台についていくことができず、差がみるみるうちに広がっていく。
19周目、ロッテラーがターン2でオーバーラン。バードはその一瞬の隙を突くが、ロッテラーは次のコーナーのイン側を抑え、首位の座を死守した。
後方ではエドアルド・モルタラ(ベンチュリ)が2回目のアタックモードを使ったバンドーンを攻略。バンドーンも続く周回でアタックモードを起動するが、トラブルによるストップ。ポールポジションを決勝結果に活かすことができなかった。また、日産・e.ダムスのセバスチャン・ブエミもマシンをピットに戻してリタイアした。
コース上に止まったバンドーンのマシンを排除するため、このレース2度目のセーフティカーが出動した。
セーフティカーランの解除が宣言されると、各車がアタックモードを起動。27周目から残り11分半の決戦が繰り広げられた。
レース再開後もロッテラーとバードの速さは別次元。モルタラ以下はどんどんと遅れていく。そのモルタラにはルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)がプレッシャーをかける。
30周目、ローランドがコース上でストップ。これで残り5分半というところで、このレース3回目のセーフティカーが出動する。バッテリー残量の少ないロッテラーにとっては救いのセーフティカー。一方バードにとっては攻めるチャンスが減らされてしまう、不運のセーフティカー出動となった。
残り2分というところでセーフティカーランが解除。バードがロッテラーに襲い掛かるが、ロッテラーは素晴らしい防戦を繰り広げていく。
その際、ターン2のブレーキングで、バードがロッテラーに追突。その接触のせいでロッテラーの右リヤタイヤがパンク。ロッテラーは大きく順位を落としてしまう。
結局バードがトップチェッカー。2位にはモルタラ、3位にはディ・グラッシ、4位にはフラインスが入った。ロッテラーは千切れたタイヤによりマシンの右リヤを大破させながらもチェッカーを受けた。しかしその順位は14位だった。
バードはチェッカーフラッグ後に審議対象となってしまった。ロッテラーへの追突が問題視されたのだ。
審議対象になったまま表彰台に上がったバードは、少し浮かれない表情で観客の声援に応え、トロフィーを受け取った。
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