メルセデスのコピーではないかとして、以前よりルノーが抗議していたレーシングポイントRP20のブレーキダクト。FIAはF1第5戦F1 70周年記念GPを前に、このダクトがメルセデスによって設計されたものだとして、競技規則に違反しているとの裁定を下した。その結果、レーシングポイントは罰金とコンストラクターズポイント減点の処分を受けた。
そしてレース後には、レーシングポイントが当該のデザインを継続使用していたことについて、FIAから戒告処分が出されることとなった。
■“ブレーキダクト問題”はルノーが勝訴。レーシングポイントは罰金と選手権ポイント減点
今回のレースではランス・ストロールが6位、ニコ・ヒュルケンベルグが7位に入ったレーシングポイントだが、チームの代表者はレース後にスチュワードと面会することを求められた。そして彼らは今後全てのレースで当該のブレーキダクトを使用することが予想されているため、その件でも戒告を受ける形となった。
ルノーがRP20のブレーキダクトに関して最初に抗議を行なったのは第2戦シュタイアーマルクGPの後で、その抗議に関してはルノーの主張が認められ、前述の通りペナルティが下された。しかし第3戦以降も継続して行なわれている抗議に関しては、その正当性を認めながらも全て戒告処分に留まっている。
この決定はライバルチームたちを困惑させている。彼らはなぜレーシングポイントが当該パーツを継続使用することを許されているのか納得できておらず、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、ウイリアムズの4チームは、スチュワードに異議を申し立てようとしている。
FIAのシングルシーター部門責任者であるニコラス・トンバジスはこの裁定について、当該パーツは技術的には合法であることから、継続使用に関しては戒告に留まったと説明した。
「スチュワードはコンポーネントそのものではなく、そのプロセスに問題があると考えたのだ」とトンバジスは言う。
「最初の抗議が行なわれたシュタイアーマルクGPでは、彼らに金銭的な制裁とチャンピオンシップポイントにおける制裁がなされた。そしてその制裁がプロセスに関する全ての問題をカバーするものだとみなされていた」
「そのため、その後のレースにおける抗議は正当なものとして受け入れられたが、それ以上の制裁は必要ないと判断され、レーシングポイントに戒告をする形となった」
レーシングポイントのチームオーナーであるローレンス・ストロールは、ライバルチームがレーシングポイントの誠実性に疑問を呈していることについて、「受け入れられない」とコメントした。
「私はこれまでの人生の中で不正をしたことは一度もない」と彼は言う。
「これらの告発は完全に受け入れられないし、事実ではない。私、そしてチームの誠実さには疑いの余地はない。レーシングポイントのスタッフ全員がFIAの裁定にショックを受け、失望している。そして我々は無実を主張し続ける」
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