2018年12月13日に公開され、翌14日に発売された新型ホンダ・インサイト。初代はBセグメント、二代目はCセグメント、そして三代目となる新型はDセグメントと、代を重ねるごとにボディサイズを大型化させてきた。ここでは写真と数字で、実際にどれくらい大きくなったのかを比較してみよう。
初代インサイト 全長×全幅×全高:3940×1695×1355mm ホイールベース:2400mm
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コンパクトなサイズもさることながら、いかにも空気抵抗の少なそうな前衛的なエクステリアデザインをまとって登場した初代インサイト。
スパッツ……というよりも、フェンダーそのもので半分くらいが隠されたリヤタイヤなどはシトロエンDSやSMを想起させ、未来を予感させた。
結果的にはプリウスに対してセールス面で惨敗を喫し、二代目はかなりプリウスを意識したデザインで登場することになる。もしも当時、もっと多くの人がこのデザインを受け容れていたら……その後の日本車のデザインは大きく変わっていたかも知れない。
二代目インサイト 全長×全幅×全高:4390×1695×1425mm ホイールベース:2550mm
先代比で全長が+450mm、全幅は増減なし、全高が+70mm、ホイールベースが+150mmとなった二代目インサイト。Bセグメントだった先代から、Cセグメントへと移行したが、5ナンバーサイズは堅守している。エクステリアデザインは完全にプリウスを意識したものとなっている。
サイズが大きくなった分、当然ながら居住性や積載性、それらを含めたトータルでの使い勝手は大きく向上した。
三代目インサイト 全長×全幅×全高:4675×1820×1410mm ホイールベース:2700mm
そしてこのほど登場した三代目インサイト。プリウスの呪縛から解き放たれ、伸びやかでラグジュアリー感を漂わせるアピアランスを与えられた。ハイブリッドのモデル数が増えたため、インサイト単独でプリウスを狙い撃つ必要がなくなったということか。
二代目と比較すると全長が+285mm、全幅が+125mm、全高が−15mm、ホイールベースが+150mmと、全高以外は大幅に大型化され、Dセグメントサルーンとなった。当然ながら3ナンバーサイズだ。
参考までに初代と比較すると、全長が+125mm、全幅が+125mm、全高が+55mm、ホイールベースが+300mmと、まるで別のクルマとしか言いようのないほど大きくなっている。
この成長がセールス面で吉と出るか凶と出るか、1、2年もすれば答えは明らかになるだろう。
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