初年度となった2021年のパイロットシーズンには“PURE ETCR”と銘打ち、翌年からは本格的にFIAの世界選手権ステータスを得て開催されたFIA ETCRことeツーリングカー・ワールドカップが、3月25日に突如の声明を発表。シリーズプロモーターを務めてきたディスカバリー・スポーツ・イベントが降板し、今季2023年のチャンピオンシップ開催ばかりか、シリーズの未来にも暗雲が立ち込める状況となった。
電動ツーリングカー選手権として鳴り物入りで産声を挙げ、初年度を制したマティアス・エクストローム(クプラe-Racer)が翌年にはクプラEKS陣営を率いてシリーズを戦い、この年より起用したエイドリアン・タンベイ(クプラe-Racer)が自身初の“ワールドチャンピオン”を獲得した。
元世界王者のマティアス・エクストロームが、新たにWorldRXのスポーティングディレクターに就任
そんな華々しいスタートを切ったETCRだが、2023年も3カ月が過ぎたこの段階でシーズンのカレンダーに関するニュースはなく、クプラのみならず、ヒョンデやアルファロメオ陣営のロメオ・フェラーリからも、エントリーの可能性について何らの声も挙がっておらず、ここ数カ月はシリーズの将来に関する疑問符が提起されていた。
こうした事態も受け、2023年シーズンが別のプロモーターで開催されるのか、はたまた電動ツーリングカー・シリーズが少なくとも来季まで復活しないのか、将来的な見通しが立たない状況となっている。
今回のプレスリリースは「さまざまな利害関係者との一連の話し合いの後、私たちディスカバリー・スポーツ・イベントは2023年にETCR、eツーリングカー・ワールドカップをプロモートしないことをアナウンス致します」との書き出しで始まった。
「ここ数カ月、シリーズの次の段階についてスポーツやレギュレーションの形式を優先事項として定めて広範な議論が行われてきました。とくに伝統的なツーリングカーのDNAをシリーズ内に統合し、さらなる電気自動車レースの最高峰のステージを作成することの重要性を認識しています」
「そのためグリッドには、ファン、メーカー、ドライバーへのアピールを最大化する要素が詰まったものとする必要がありました」
「メーカーのニーズを満たす新しいスポーツと規制の枠組みを完成させるため、すべての関係者が努力したにもかかわらず、フルシーズンの開始に先立って必要な条件を満足いく方法で実装することが叶いませんでした」
「2021年に最初のマルチブランドによる全電動ツーリングカーシリーズとして創設され、過去2シーズンにわたってディスカバリー・スポーツ・イベントによって推進されたシリーズは、持続可能性とイノベーションを柱とし、モータースポーツファンにアクション満載のレースを提供してきました」との文言で声明は締め括られた。
週末最多得点者“キング・オブ・ジ・ウイークエンド”の称号や充電施設のステーション、その充電時間を逆手に取った車両のシェア方式や、競馬を彷彿とさせるスターティングゲートの採用など新機軸を詰め込んだシリーズだが、2035年までに「全廃」とされていたエンジン車両の欧州販売規制が直近に緩和されたことも受け、その再出発は厳しい情勢が予想されている。
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みんなのコメント
匂いと音の無いレースなんて見ません。