現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 2000万円超の超高級国産車!? 50年以上前の日産「ハコスカGT-R」が新車の15倍に高騰中!

ここから本文です

2000万円超の超高級国産車!? 50年以上前の日産「ハコスカGT-R」が新車の15倍に高騰中!

掲載 更新 9
2000万円超の超高級国産車!? 50年以上前の日産「ハコスカGT-R」が新車の15倍に高騰中!

■「ハコスカ」の愛称で親しまれる、3代目スカイライン

 日産「スカイライン」は、同社を代表するモデルです。とくに、高性能仕様となる「スカイラインGT-R」は国内外で高い人気を誇っています。
 
 そのなかでも、3代目スカイライン(ハコスカ)のGT-Rは日本の中古車市場で価格高騰が著しい状態ですが、海外でも販売されている物件がみつかりました。

【画像】もはやスーパーカー級!2000万円超えのハコスカGT-Rを見る(30枚)

 スカイラインシリーズは、後にプリンス自動車となる富士精密工業が当時の小型乗用車規格に準じた、1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載した4ドアセダンのプリンス「スカイライン」を1957年に発売したことから始まります。

 その後、前述のハコスカから初代スカイラインGT-Rが設定されたことで日産のモータスポーツ活動をけん引する存在となっていきました。

 2021年現在、スカイラインは13代目となっており、初代の発売から60年以上の年月を数えるロングセラーモデルです。

 また、GT-Rとしては1999年から2002年まで発売されたスカイラインGT-R(BNR34型)を最後に、一旦幕を下ろしました。

 しかし、2007年に「GT-R(R35型)」としてスカイラインから独立する形で現在も世界中のモータスポーツで活躍するほか、歴代モデルを通して世界中のファンから愛されています。

 しかし、歴代のスカイラインシリーズのなかでもR34型までは、基本的に日本国内に向けて生産されていたため、海外で販売されている例は少なく、わずかな台数が海外オークションなどで取引されているに留まります。

 そのなかでも歴代スカイラインGT-Rはすべて高値で取引される状況で、前述のハコスカGT-Rは比較的現存数が多いことから、クラシックスポーツカーとして国内外から高い人気を誇っています。

 現在ではハコスカの愛称で親しまれていますが、発売当初からそう呼ばれていたのではありません。

 実は、日産は3代目スカイラインの発売当初、誰もが親しめるように「愛のスカイライン」というキャッチコピーを掲げており、当時は「愛スカ」という愛称で呼ぶ人も多くいました。

 しかし、1974年に4代目スカイライン「ケンメリ/ヨンメリ」が登場した際、区別をするため、箱の様な見た目から、呼びやすく、分かりやすい「ハコスカ」と名付けられたといわれています。

 呼び名を変えることで、多くの人が、より身近にクルマを感じることができるようになり、スカイラインシリーズでは、その後も親しみを込めて愛称をつける文化が生まれました。

■もはやスーパーカー級!2000万円超えのハコスカGT-Rとは

 そんなハコスカGT-Rの当時の新車価格は約150万円(4ドア仕様)でしたが、現在の中古車相場では2000万円以上がほとんどで、状態の良い個体であれば3000万円を超える場合もあります。

 今回発見されたハコスカGT-Rは、イギリスからの出品で、1970年に製造されたものです。

 基本的にハコスカは海外仕様が製造されていないため、過去に日本から輸出されたものだといえます。

 走行距離はメーター読みで8万kmを超えており、コレクターによって厳重に保管されていたというよりは、ある程度日常的に使用されていたと考えられます。

 さらに、コンディションには「Ready to drive」とあり、現在でも実走行が可能であることが示されています。

 スカイラインシリーズなどの有名モデルの中古車市場の平均価格は上昇しつつあります。

 これらのクラシックカーは、基本的には再び生産されることはないため、今後さらに中古車市場価格が高騰することが予想されます。

※ ※ ※

 1957年の発売以降、現在でも愛され続けるスカイラインシリーズ。

 なかでも高性能でスポーティーなGT-Rは、もっとも人気の高いモデルのひとつです。

 スカイラインシリーズは、世界中にファンいるにもかかわらず、国外に向けての生産がほとんどされていないため、希少車を求める海外コレクターからの視線が集まっています。そのため、当面の間このバブル状態は続くと考えられます。

文:くるまのニュース Peacock Blue K.K.
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【同門対決】ガソリンかバッテリーか?VWゴルフとVW ID.3の一騎打ち!どちらのフォルクスワーゲンが優れているのか?
【同門対決】ガソリンかバッテリーか?VWゴルフとVW ID.3の一騎打ち!どちらのフォルクスワーゲンが優れているのか?
AutoBild Japan
40万円安い! トヨタ「新型RAV4アドベンチャー」に注目! 専用「角形デザイン」×大型フェンダーモール採用でめちゃアウトドア感スゴい! ノーマルの「Z」グレードとの違いとは?
40万円安い! トヨタ「新型RAV4アドベンチャー」に注目! 専用「角形デザイン」×大型フェンダーモール採用でめちゃアウトドア感スゴい! ノーマルの「Z」グレードとの違いとは?
くるまのニュース
トヨタ新型『C-HR+』英国発売 走る楽しさを重視したEV、航続距離600km 約715万円から
トヨタ新型『C-HR+』英国発売 走る楽しさを重視したEV、航続距離600km 約715万円から
AUTOCAR JAPAN
日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
レスポンス
奈良の新名所!?「高市スープラ」今も混雑してる? 首相就任から2か月―現地で確かめた
奈良の新名所!?「高市スープラ」今も混雑してる? 首相就任から2か月―現地で確かめた
乗りものニュース
「すごい事故…」 常磐道で「ETCレーンに激突大事故」発生 設備“大破”→「たった2日半」で復旧! 渋滞ポイント「三郷料金所」で起きた“爆速修復”に「すごい」「仕事速い」の声
「すごい事故…」 常磐道で「ETCレーンに激突大事故」発生 設備“大破”→「たった2日半」で復旧! 渋滞ポイント「三郷料金所」で起きた“爆速修復”に「すごい」「仕事速い」の声
くるまのニュース
欧州版「軽自動車」規格 新『M1E』カテゴリー導入決定 全長4.2m以下の小型EVに優遇措置
欧州版「軽自動車」規格 新『M1E』カテゴリー導入決定 全長4.2m以下の小型EVに優遇措置
AUTOCAR JAPAN
未来的なイメージで斬新な顔に!? ヤマハ「MT-09」新色が好評 納車は年明け?
未来的なイメージで斬新な顔に!? ヤマハ「MT-09」新色が好評 納車は年明け?
バイクのニュース
”新米パパ”フェルスタッペンが娘リリーを語る「今の日々を、本当に本当に楽しんでいるんだ」
”新米パパ”フェルスタッペンが娘リリーを語る「今の日々を、本当に本当に楽しんでいるんだ」
motorsport.com 日本版
アルファード&レクサスLMの人気がヤバい! タイで「コミューター」の顔面整形が流行っていた!!
アルファード&レクサスLMの人気がヤバい! タイで「コミューター」の顔面整形が流行っていた!!
WEB CARTOP
離脱したマルコの役割は分割か。引き継ぎ候補にベッテルの右腕やミンツラフCEOの名前
離脱したマルコの役割は分割か。引き継ぎ候補にベッテルの右腕やミンツラフCEOの名前
AUTOSPORT web
瀬戸大橋-高松のショートカットルートがついに全線4車線化! もと有料の快走路が改良 高松駅直結!
瀬戸大橋-高松のショートカットルートがついに全線4車線化! もと有料の快走路が改良 高松駅直結!
乗りものニュース
JDM流行の波は止まらない!? 特別なR34「GT-R」が米国オークション登場 生産台数300台 希少な「Vスペック ミッドナイトパープルII」の価値とは
JDM流行の波は止まらない!? 特別なR34「GT-R」が米国オークション登場 生産台数300台 希少な「Vスペック ミッドナイトパープルII」の価値とは
VAGUE
「やっぱこの色!」ヤマハSR400/SR500カラー大図鑑:王道のブラック系
「やっぱこの色!」ヤマハSR400/SR500カラー大図鑑:王道のブラック系
WEBヤングマシン
北海道「ニセコモデル」3年目、冬季タクシー不足解消へ…応援隊など19社54台が参画
北海道「ニセコモデル」3年目、冬季タクシー不足解消へ…応援隊など19社54台が参画
レスポンス
三輪EV「coffret」、ピンクとブルーの限定パステルカラー2色を追加…全7色に
三輪EV「coffret」、ピンクとブルーの限定パステルカラー2色を追加…全7色に
レスポンス
往年のF1マシンと発売前の「ホンダRA272」エンジンモデルをタミヤプラモデルファクトリー東京で公開!展示期間は12月25日まで
往年のF1マシンと発売前の「ホンダRA272」エンジンモデルをタミヤプラモデルファクトリー東京で公開!展示期間は12月25日まで
Auto Messe Web
欧州(EU)が2035年のエンジン車禁止を撤回 自動車メーカーら業界の反発受け方針転換へ
欧州(EU)が2035年のエンジン車禁止を撤回 自動車メーカーら業界の反発受け方針転換へ
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

9件
  • 当時の150万は今の500万以上だよ?確かオヤジの初任給5万の時に出ている。
    モータースポーツや走り好きに普通に使われたのはサビ腐食が凄まじく、最低500万
    のレストア代が掛かっているのが大半。
    整備し易く比較部品供給も良いL6エンジンに換装しているのもあり、ピンキリ。
  • このあたりの車は生産台数が少ないからまだ納得できる。
    34GT-Rは数万台売れていて中古価格で3000万やらボロでも1000万を超えておりただ単に便乗値上げで高すぎるとしか言いようがない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499 . 8万円 630 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

400 . 0万円 6480 . 0万円

中古車を検索
日産 スカイラインGT‐Rの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

499 . 8万円 630 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

400 . 0万円 6480 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村