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『シティーハンター』冴羽獠の「ミニ」と「100tハンマー」を再現! 海坊主はルーフから「バズーカ」をぶっ放す!? 【モデルカーズ】

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『シティーハンター』冴羽獠の「ミニ」と「100tハンマー」を再現! 海坊主はルーフから「バズーカ」をぶっ放す!? 【モデルカーズ】

『シティーハンター』は、「週刊少年ジャンプ」誌にて1985~91年に連載された北条司さんによるアクション漫画で、その人気から4つのテレビアニメ・シリーズと3作のTV用スペシャル、4本のアニメ映画が作られた。その人気は海外にも及び、香港(ジャッキー・チェン主演!)や韓国、さらにはフランスで(2019年)実写映画が制作されるなど、現在でもポピュラーな作品である。 今回制作したミニは、原作や、2019年2月公開の4本目のアニメ映画『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』において、主人公の冴羽獠が乗るクルマを再現したものだ(テレビシリーズでのミニはグリルの形状などからMk.3~ローバー・ミニ辺りと推測される)。

【写真18枚】超絶ディテールのミニと100tハンマー!

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新宿の狭い裏道を走り回る! 作者の北条さんの映画に関するコメントによると、もともとミニのデザインが好きであり、主人公らが住む新宿の狭い裏道を走り回るのには小さくてパワーのあるクルマが良く、ライバルの海坊主との、体の大きな2人が狭い車内でギュウギュウになって移動する、なんてコミカルシーンも演出できることから、主人公の乗るクルマはミニになったそうである(サンルーフ付きなのは、当然走行中に身を乗り出してバズーカを撃つことができるからでしょう)。 ミニMk.1のプラモデルはタミヤとドイツレベルから発売されていたが、どちらも現在生産されておらず店頭在庫のみ。まだ入手しやすいのはタミヤで、今回もそちらを使用した。83年登場のこのキットだが、個人的には、大学生の頃に友人が作った完成品を見て室内の再現度に驚き、以降、クルマ模型を作るようになった(そして実車のミニに乗るようになった)きっかけでもある。10インチ・タイヤとサブフレームを介した足周りを再現するためパーツ割りが特殊で、かつ最近の版はプラの材質が柔らかいので、組み立て時とその後の保管には注意が必要と感じている。

左右出しマフラーとフォグランプが特徴! 参考に映画の設定画を見ると、キットとの主な差異としてはフロントにフォグランプが付く。屋根にサンルーフが付く。ホイールがオリジナル? マフラーが左右出し。ステアリングがモトリタ、という点が挙げられる。このうちフォグとステアリングについてはラリー仕様のキットからパーツを流用し、サンルーフはキットの屋根のパーツを開口、閉状態のカバーは0.3mmプラ板の重ね合わせ、開状態のカバーはケント紙を折り曲げて再現。ホイールのリム部分はキットから、センター部はプラ板やプラパイプでスクラッチ。左右出しマフラーについてはフジミのローバー・ミニのマフラーのパーツとプラ棒を曲げて再現した。ボディはタミヤラッカーのイタリアンレッドに少量の黒を混ぜて塗装、屋根はガイアカラーのExホワイトにごく少量の黒と黄を混ぜたオールドイングリッシュホワイト、サンルーフのカバーはそれにフラットベースを混ぜた色だ。エンジンルームはアニメでの設定は見つけられなかったので、友人の意見も参考にディテールアップを行った。ミニのエンジンルームはオーナーごとにパーツのチョイスや位置が変わってくるので、模型での再現が楽しい部分である。 (棚瀬和重)modelcars vol.295







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