先日行なわれたF1イギリスGPの決勝レース1周目には、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと、メルセデスのルイス・ハミルトンというタイトルを争うドライバー同士が接触し、フェルスタッペンが大クラッシュを喫するという事故が発生した。
この事故の責任はハミルトンにあるとして、レーススチュワードはハミルトンに10秒のタイム加算ペナルティを科した。
■ハミルトンとフェルスタッペンは、次の”セナプロ”? メルセデス代表「過去に誰もが見たことある状況だ」
ただ事故が起きた後、レッドブルとメルセデスは、相次いでF1レースディレクターのマイケル・マシに対して、無線で事故に対する訴えを行なった。
チームから無線で個々に訴えられるのは、鬱陶しいことではないのか? そう尋ねられたマシは、次のように語った。
「フラストレーションを感じることはない。それは明らかに、彼らがすべきことの一部だ。それがどんなことかに応じて、様々な形でそういうことが起きる。誰もが、自分の”芝生”を手入れしている……つまり、期待する方向に持っていこうとしているんだ」
そうマシは語る。
「しかし私の観点から言えば、それらのことを全て平等に扱い、我々がすべきことのバランスを取り、そして自分の中での優先順位を設定しようとしている」
「ご存知の通り、メルセデスとレッドブルからの無線が何度があった。5回だと思う。みなさんはおそらく聞いていないだろうが、放送されたモノの前にもあったのだ。みなさんがお聞きになったのは、放送されたモノだけだったはずだ」
レッドブルとメルセデスとの間では、激しい舌戦が起きている。この争いに巻き込まれないように注意しているか? そんな問いに対しては、マシは次のように語った。
「レギュレーションを管理する担当者としては、今年のような接近戦のチャンピオン争いがあるということは、F1にとって素晴らしいことだ。そして、選手権を獲得するために戦っているふたりの素晴らしいドライバーがいる。ただ我々は、他のスポーツ競技の審判のような存在だとは思わないが、常にその要素も存在する」
「しかし、舞台裏でレッドブルとメルセデスの間で争いが起きる可能性があることは、私たちには関係はない。我々はそこで何が起きているかを判断するだけだ」
またマシは、ドライバーやチームがスチュワードの元を訪れ、状況を確認することも正しいことであると語る。
「事件が発生した場合、チームやドライバーがスチュワードに召喚されることがある。それは、スチュワードが持っている権限のひとつだ。昨年のイタリアGPの際には、事件が発生した後、ルイス(ハミルトン/メルセデス)がスチュワードの元を訪れて会話をし、何が起きたのかを理解するということがあった」
昨年のイタリアGPでは、最終コーナーでクラッシュが起きた後、ピットレーンが閉鎖されている間にハミルトンはピットインしてしまい、ペナルティの対象となった。その後赤旗中断になった際、ハミルトンはスチュワードの元を訪れ、映像を確認し、なぜ自分がペナルティの対象となったのか、それを確認したのだった。実際、映像にはピットレーンの閉鎖を示すサインが映されており、ハミルトンはこれを見て、ペナルティを受け入れざるを得なかった。
「中断中にそれをする権利は存在する。そうしない理由はない」
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