11月12日、2023年MotoGP第18戦マレーシア MotoGPクラスの決勝がセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は転倒があったものの、18位で完走している。
中上はウイークを通して、課題となっていたフロントエンドの接地感に悩まされていた。土曜日のスプリントでは19位と後方でのチェッカーとなったが、多くのデータを収集。そして、決勝でのポイント獲得を目標にセットアップを行っていたようだ。
バスティアニーニが2022年アラゴンGP以来の優勝。バニャイア3位、マルティン4位で両者の差は14ポイントに/第18戦マレーシアGP
決勝日はやや雲が多く広がるものの、終日ドライコンディションでセッションが進んだ。フロントとリヤともにミディアムを選択した中上は、好スタートを切って20番手に浮上する。そしてミゲール・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)とのバトルを展開していく。
その後オリベイラとアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)の転倒、そしてラウル・フェルナンデス(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)のマシントラブルによるリタイアが相次いだ。それにより17番手までポジションを上げた中上だが、13周目の9コーナーでフロントが切れ込み、転倒を喫してしまう。
すぐさま再スタートを切って、レースには復帰するが、前との差はかなり大きく開いてしまっていた。最後尾ながらも、決して諦めずに走り進めていき、最後は18位でチェッカーを受けた。
今シーズン苦戦が続く状況下で、今大会は「数戦の中ではかなり厳しい状況」と語っていた中上。決勝では転倒があったものの、残り2戦で少しでも現状打破に繋げるための多くのデータを回収して、完走を果たした。そんな中上は残り2戦で、少しでもいい状況へと持っていけるだろうか。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:18位)
「スプリント同様、フロントタイヤのフィーリングがよくなく、第9コーナーで転倒してしまいました。加えてリヤタイヤのグリップも足りず、全体的にバランスの悪さを感じました。この数戦では、いまのRC213Vの抱えている課題がはっきりと出たと思います。来週のカタールではもっとよくなるようにプッシュしていきたいです」
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みんなのコメント
日本人枠の扱いなら小椋藍や佐々木歩に変えろという声は当然出てくるだろう。
しかしそれでも、ホンダと出光は来年も中上を起用する決断をした。
きっと何かあるんだろうね。
マルケスやリンスが怪我で離脱してる中、何とか踏ん張って、良くて15位、でもポイントを取っている。
今回はコケちゃったけど、でも完走してるんだよなあ。
まだ身体が動く内に日本に戻って、中須賀克行を食い止めて欲しくもある。
でもチームがまだ必要としてるのだから、何とか期待に応えて欲しいね。
流石に来年は正念場だ。