ルノーは、フランスのヴィリー=シャティヨンのファクトリーで実施しているF1用パワーユニット(PU)の開発・製造を終了し、傘下のアルピーヌF1チームが他メーカーのカスタマーPUを搭載する計画を進めていると言われてきた。
そしてベルギーGPの週末、アルピーヌのブルーノ・ファミン代表はこのカスタマー化計画がヴィリーのスタッフに伝えられたことを公の場で認めた。
■アルピーヌF1、チーム代表ファミンの退任を認める。サマーブレイク後に後任へ引き継ぎ
現時点ではルノーのPU製造終了やアルピーヌのカスタマー化が正式に公表されてはいないものの、水面下では実行に向けて状況が変化しており、アルピーヌは現在、メルセデスとカスタマーPU供給に関して予備的な合意に至ったとされている。
ヴィリーはF1活動から離れることになるものの、ルノーは水素をはじめとする新たな技術を通じて、このファクトリーがグループ全体に貢献する方法を模索しているようだ。
サマーブレイク後に現職を離れることが決まっているファミン代表は、ベルギーGPでアルピーヌ内部の状況について説明。PU製造を終了することで開発リソースに余剰が生まれ、他の領域に補填することができると語った。
「週明けにヴィリー=シャティヨンのスタッフへ提示されたプロジェクトは、リソースをある側面から別の側面に振り分けるというモノだ。そのひとつはヴィリーで製造されているF1用PU開発で、そのリソースとスキルをブランドの新プロダクトへ向けた新技術の開発に役立てる」
「それはこのプロジェクトの結果のひとつだ。仮にプロジェクトが受け入れられれば、アルピーヌF1チームはPUを自社開発する代わりに、PUを購入することになる。そうなれば、我々はブランドを発展させるためにより多くのリソースを手に入れ、F1チームのために別のPUを使ってレースに参戦することができるようになる」
アルピーヌは、早ければ2025年にもメルセデスとの技術パートナーシップを開始するという噂もあったものの、ファミン代表は「ヴィリーのスタッフ代表と様々な当地機関に提示されたプロジェクトは、2026年以降のPUについての話だ。もちろん、様々なPUメーカーと話をしている」と明言を避けた。
またルノーが1970年後半から続けてきたF1エンジン/PU製造の伝統を捨て、他メーカーのPU搭載を選ぶことで、チーム自体が売却される日も近いのではないかと危惧する声もある。
しかしファミン代表はルノー傘下のスポーツカーブランドであるアルピーヌとして、F1が重要なプロジェクトであることに変わりはないと説明した。
今回の件がチーム売却の前兆なのか? と聞かれたファミン代表は次のように答えた。
「質問に答えよう。答えはノーだ。F1はアルピーヌブランドにとって重要なプロジェクトであることに変わりはない」
「F1を通じて、我々はブランド認知度をグローバルに発展させたいと考えている。それはプロジェクトであり、これはブランドをより良く発展させるためにリソースを再配置しているだけだ」
「常にモータースポーツが柱であり、主にF1を通じて認知度を高めていく」
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