2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)の土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、15番手を獲得した。金曜日の時点でパワーユニット(PU)とギヤボックス交換のために決勝を後方グリッドからスタートすることが決まっており、それを考慮に入れたうえで予選を走り、チームメイトのダニエル・リカルドにQ1とQ2でトウ(スリップストリーム)を与えた。リカルドは最終的に予選4番手を獲得した。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、予選での角田の貢献について、次のようにコメントした。
ルクレールが2戦連続のPP。アルファタウリのリカルドが大健闘の4番手【予選レポート/F1第20戦】
「後方グリッドからスタートする裕毅は、予選を通してダニエルにトウを与えてくれた。裕毅がいかに素晴らしいチームプレイヤーであるかを示す行動だった。それが今日の成功の鍵になった。おかげでダニエルはQ1でタイヤ1セットを温存することができ、Q3に2セットの新品ソフトコンパウンドを残すことができたからだ」
「マシンのパフォーマンスが非常に優れている週末に、後方グリッドからスタートしなければならないと分かっている裕毅にとって、(チームメイトが予選上位争いをしたことは)きつい状況だったはずだ。彼がダニエルにトウを与えてくれたことについて、チーム全員から彼に感謝の気持ちを伝えたい。それが今日のリザルトを得る上で大きな助けになったのだ」
「今週末のパフォーマンスは、シーズンここまででベストだった。しかしポイントは今日与えられるわけではない。自分たちの仕事に集中し続け、強力な予選パフォーマンスを明日のポイントへとつなげたい」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 7番手(1分18秒450:ソフトタイヤ/26周)
予選 15番手(Q1=11番手1分18秒890:ソフトタイヤ/Q2=15番手ノータイム)
今日、チームとダニエルは素晴らしい仕事をしたと思います。僕がエンジン・ペナルティを受けることが分かっていたので、僕たちは、チームメイトのチャンスを最大限に生かしたいと考えました。
2台揃ってQ3に進めるポテンシャルがあったのは間違いないだけに、もちろん悔しいです。でも、自分の仕事と、チームとチームメイトを助けることができたことに満足しています。
フリープラクティスではレースペースにフォーカスしていました。明日、マシンが力を発揮してくれるものと確信しています。今回もベストを尽くし、できる限りオーバーテイクをしたいと思っています。僕たちのマシンの特性はこのコースに合っているようです。2台揃ってポイント圏内でフィニッシュすることを目指していきます。
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