現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ヒュンダイ、2021年WTCRに新車投入。2チームから『エラントラN TCR』4台が登場

ここから本文です

ヒュンダイ、2021年WTCRに新車投入。2チームから『エラントラN TCR』4台が登場

掲載 更新 1
ヒュンダイ、2021年WTCRに新車投入。2チームから『エラントラN TCR』4台が登場

 ヒュンダイ・モータースポーツは4月12日、新型ツーリングカー『ヒュンダイ・エラントラN TCR』を2021年シーズンのWTCR世界ツーリングカー・カップでデビューさせることを確認した。

 2020年9月に初公開されているエラントラN TCRは、WTCRをはじめとする各国のTCRシリーズで採用されている“TCR規定”に合致した4ドアサルーンタイプの新型マシンだ。ヒュンダイのTCRカーとしては、ハッチバックタイプのi30 N TCR、ヴェロスターN TCRに続く3台目のモデルとなる。

ヒュンダイ、新型『エラントラ N TCR』ラウンチ。ついに4ドアサルーンの新モデルを投入へ

 2018年からの3年間で、タイトル2冠を含む成功を収めたi30 N TCRの後継マシンとなる新型は、その名のとおりロードゴーイングカーの『ヒュンダイ・エラントラN』がベースだ。
 
 エンジンは最新の2.0リットルターボエンジンが搭載され、車両設計と開発においてはWTCR通算21勝を挙げたi30 N TCRを通じて得られた知見が反映されている。また、このアプローチはWTCRのチームとドライバーへのサポートにも引き継がれており、シーズン開幕に向けて可能な限り最高のポジションを保証するものだという。

 チームラインアップは2020年シーズンから変わらず、BRCヒュンダイN・ルクオイル・スクアドラ・コルセとエングストラー・ヒュンダイN・リキモリ・レーシング・チームがカスタマー支援を受ける。両チームは各2台のエラントラN TCRを走らせる予定だ。

 引き続きBRCヒュンダイN・ルクオイル・スクアドラ・コルセから参戦するノルベルト・ミケリスとガブリエル・タルキーニ、エングストラー・ヒュンダイN・リキモリ・レーシング・チームのルカ・エングストラーと新たにチームに加わったジャン-カール・ベルネイという4名のドライバーは、いずれも新型マシンの開発に深く関与。デビュー戦となる6月のニュルブルクリンク・ラウンドの数週間前までテストを行い、徹底した準備が行われる。

 新加入の“JK”ことベルネイは、電動ツーリングカーのヒュンダイ・ヴェロスターN ETCRのテストドライバーを務めており、彼のヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングドライバーとしての役割を補完するものであるとアナウンスされている。

「ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシングからWTCRに参戦する機会が訪れたとき、それを簡単に決断することができた」と語ったベルネイ。

「ヒュンダイのモデルは、多くのシーズンでTCRカテゴリー最速モデルのひとつであり、それはカスタマーがシリーズで何度も優勝していることから分かる」

「僕にとっては新しいチームと一緒に仕事をすることになり、そして誰にとっても新しいクルマになる。最初のレースの前にエラントラN TCRをさらに理解するためにも、また、エングスラー・ヒュンダイ・Nリキモリ・レーシング・チームと彼らのエンジニアと一緒に仕事をし、これからの1年に向けて完全な準備するためにも、開発プロセスに参加することは非常に役に立った」

■「WTCRのタイトルを獲得できるよう、可能な限りの努力を行ってきた」とアンドレア・アダモ

 2019年王者ミケリスは「僕の最初の目標は、単純にタイトルを取り戻すことだ。ヒュンダイ・エラントラN TCRをテストした結果、i30 N TCRでの成功を継続できると確信した」とコメント。

「カスタマーレーシング部門のエンジニアと協力することで、過去3年間の努力と知識が、新しいクルマの設計にどれだけ注ぎ込まれたかがよく分かった」

「ドライバーとして、BRCヒュンダイN・ルクオイル・スクアドラ・コルセの一員として、さらにガブリエルのチームメイトとしてWTCRで3年間、恩恵を受けているのでチームでのコンビネーションは素晴らしいものになると思う」

 ヒュンダイ・モータースポーツのチームプリンシパル、アンドレア・アダモは次のように述べている。

「我々はカスタマーチームが今シーズンもWTCRのタイトルを獲得できるよう、可能な限りの努力を行ってきた。さまざまな理由から2020年シーズンの結果には満足できなかったが、過去にはこれらのチームが大きな成功を収めているため、ゼロからやり直すのではなく、それに基づいて構築することを目指した」

「ヒュンダイ・エラントラN TCRの開発は、あらゆる段階で4人のカスタマーレーシングドライバーとチームが参加し、それぞれが新車で多くの経験を積むことができた」

「しかし、我々は立ち止まることはできない。カスタマーレーシングのエンジニアのサポートの下、ニュルブルクリンクでの最初のレースの前に、可能な限り最高のシーズンのスタートを確実にするためのテストが予定されているんだ」

こんな記事も読まれています

ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクブロス
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
motorsport.com 日本版
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
バイクのニュース
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
くるまのニュース
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
レスポンス
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
レスポンス
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
くるまのニュース
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
レスポンス
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
スズキのコンパクトSUV「エスクード」国内販売が終了 新たな「グローバルSUV」投入に期待!
くるまのニュース
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
スタイリッシュなスタイルと折りたたみ機構を採用 電動アシスト自転車「Refna WINDY」発売
バイクのニュース
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
アルファロメオ ジュリア/ステルヴィオ、限定車「ヴェローチェ スペリオーレ」発売
レスポンス
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
GWにホンダ青山本社で「モーターサイクルショー」開催、新型車をじっくり見られる機会!
モーサイ
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
ホンダN-VANがマイナーチェンジ。特別仕様車FUN「STYLE+ NATURE」を同時発売
カー・アンド・ドライバー
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
ランボルギーニの電動化第二弾は「ウルス」!フェイスリフトでPHEVになったウルスの全情報!
AutoBild Japan
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
レスポンス

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

153.8164.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

118.0118.0万円

中古車を検索
エラントラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

153.8164.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

118.0118.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村