国内初導入！ ANAの「運航ダイヤの修正システム」に画期的新技術 イレギュラー時に活用…効果がスゴイ！

利用者にもメリット

　ANA（全日空）と日立製作所が2025年7月より、日立コンサルティングとともに、イレギュラー発生時に運航ダイヤの修正案を高速・最適に自動立案するシステムを、ANAの国内線オペレーションを対象に稼働開始したと発表しました。こうしたのシステムの実装は、国内航空会社として初といいます。

　このシステムでは、悪天候などによる運航ダイヤの乱れが予測される、または発生した場合、航空機の運航スケジュール、整備計画、乗務員計画、空港における各種条件などの膨大なデータを収集・解析します。その上で、運航ダイヤの修正案を自動で複数立案するとともに、これらの変更に伴う機材の整備計画の修正を自動で行います。これにより、修正案検討の所要時間を最大で70%短縮でき、規模の大きな運航の乱れにおいては、数時間単位の作業時間の短縮が可能となったといいます。

　本システムの導入により、短時間でダイヤの修正案の立案と判断に迫られるオペレーション担当者の心理的負担を軽減し、複数の修正案を迅速に比較することによる運航の安定性向上を実現します。また、いち早く乗客へ情報を発信することも可能となり、顧客体験価値の向上にもつながるとしています。（乗りものニュース編集部）

Comments

[ゲスト]

ANAは羽田空港での機材変更が多過ぎて2タミの搭乗口を右往左往して振り回されるイメージです。

[uke********]

機材、労働法を遵守さてる乗員の確保、空港の使用時間制限、空港職員の確保まで考え、最適な復旧方法を考えてくれたら画期的だ。
優先順位が
・乗客に待ち時間を最小に
・欠航便を出しても航空会社の利益を
なのか興味あります。