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母国でドゥカティワークスが1-2フィニッシュ。マルティンは最終ラップで敗れ3位/第7戦イタリアGP

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母国でドゥカティワークスが1-2フィニッシュ。マルティンは最終ラップで敗れ3位/第7戦イタリアGP

 6月2日、2024年MotoGP第7戦イタリアGPのスプリントがムジェロ・サーキットで行われ、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が優勝を飾った。

 決勝日のムジェロ・サーキットは、朝から雲が多いものの青空が広がっていた。今回はドゥカティ・レノボ・チームが母国GPということもあり、決勝日からブルーとホワイトを纏った特別カラーのマシンとレーシングスーツが用意されていた。

バニャイア、母国で今季スプリント初勝利。マルティンが転倒で、M.マルケスが3連続2位/第7戦イタリアGP

 また、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、プラクティスでアレックス・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)の走行を妨害。決勝では3グリッド降格ペナルティが科され、5番グリッドからのスタートとなった。

 午前に行われたウォームアップ走行は、ペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)がトップタイムをマーク。2番手にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3番手にフランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)が続いた。

 いよいよ迎えた決勝は、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)がホールショットを奪う。ところが、2コーナーでバニャイアがすかさずトップに立ち、3番手にバスティアニーニ、4番手にマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が続き、トップ4台はドゥカティ勢が占める状況だった。

 3周目、5番手のアコスタがマルク・マルケスの真後ろにまで迫り、オーバーテイクのタイミングを伺う。しかし、アコスタがやや大きく膨らんだことで、距離が広がってしまい、マルク・マルケスが少し前を行く展開となった。

 トップ3台は等間隔にギャップが広がった状態だったが、先頭ではバニャイアがファステストをマークし、少しずつ後方のマルティンを引き離しにかかっていた。さらに、4番手のマルク・マルケスもバスティアニーニとの距離をじわじわと詰めていた。

 しかし、上位に変動はないままレースは終盤へと入っていく。残り10周を切る頃には、バニャイアとマルティン、そしてバスティニーニとマルク・マルケスの距離がより一層縮まる。5番手のアコスタとはやや距離があるため、この時点で表彰台争いは上位4台へと絞られた。

 残り6周、ここでようやくバスティアニーニを射程圏内に捉えたマルク・マルケスが、1コーナーで3番手に浮上。ラストスパートをかけていくが、マルティンとの差は約1秒ほどだった。しかし、バスティアニーニも負けずと背後にぴたりとつけていた。

 レースも大詰めとなり、残り3周でバニャイアのペースが徐々に落ち始めたことにより、マルティンとの差が一気に縮まる。さらに、翌周にはバスティアニーニが9コーナーで意地のオーバーテイクを披露し、再び3番手に浮上。

 すると、トップのバニャイアも余力を残していたのか、ペースを一気に上げる。3番手のバスティアニーニもマルク・マルケスを引き離したかと思うと、マルティンのすぐ背後に迫り、最終ラップの最終コーナーで2番手に浮上。トップチェッカーを受けたバニャイアに続き、バスティアニーニが2番手とドゥカティ・レノボ・チームがワン・ツー・フィニッシュを決めた。

 マルティンは惜しくも敗れ3位、マルク・マルケスは4位となり、上位4台はドゥカティ勢が占めた。アコスタは5位でフィニッシュした。

 日本メーカーの最上位は、15位のアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)だった。チームメイトのファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)は18位と、レースでは少し厳しい結果となってしまった。

 ホンダ勢最上位は19位のヨハン・ザルコ(ホンダ・カストロールLCR)。中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)は、11周目の12コーナーで転倒を喫してしまい、第3戦アメリカズGP以来となるリタイアで終える結果となった。

 また、ワイルドカード参戦のポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は17位、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)は21位でチェッカーを受けた。

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