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ボンドカーが半世紀ぶりに新車で登場! アストンマーティン DB5のスパイ仕様がラインオフ【動画】

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ボンドカーが半世紀ぶりに新車で登場! アストンマーティン DB5のスパイ仕様がラインオフ【動画】

Aston Martin DB5 Goldfinger Continuation

アストンマーティン DB5 ゴールドフィンガー コンティニュエーション

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ボンドカーを忠実に再現した25台の限定車

アストンマーティンは、往年のクルマを継続生産する「コンティニュエーション プロジェクト」を実施している。今回そのメニューに加わったのが、「世界一有名なクルマ」として知られるDB5の初代ボンドカー仕様だ。

生産台数は25台に限定し、車両価格は税抜きで275万ポンド(約3億6900万円)。アストンマーティンは、2020年7月の第一週にその1号車がいよいよ完成したと報告。ボンドカーでお馴染みのガジェット類も搭載し、その動作を確認できる特別ムービーも公開している。

煙幕装置や助手席脱出用スイッチも

「DB5 ゴールドフィンガー コンティニュエーション」は、1964年公開の映画『007 ゴールドフィンガー』に登場した個体が新車として蘇るという、映画好きやクルマ好きにとって夢のようなプロジェクトだ。

007シリーズのプロデューサーに協力を要請し、ジェームズ・ボンド映画の製作会社EON Productions(イーオン プロダクショズ)とともに、劇中のガジェットを正確に復元。特殊効果スーパーバイザーとして12作品を超えるボンド映画に携わったクリス・コーボールドも参画している。

ホイールからにゅっと突きだし敵のタイヤをパンクさせるホイールスピナーや回転式のナンバープレート、飛び出るオーバーライダーや煙幕噴出装置など外観の武装を細かく再現。インテリアでは、運転席側のドアポケットには電話を搭載、レーダー追跡スコープやシートイジェクター作動用ボタン(押しても飛び出すことはないが)などを装備している。ボディカラーもオリジナル同様の「シルバーバーチ」だ。

トリプルキャブの自然吸気直6とZF製5速MTを搭載

車体構造やメカニズムは当時のDB5のそれを継承しており、スチール製プラットフォームにアルミニウム製ボディパネルを組み合わせる。エンジンは4.0リッターの自然吸気直列6気筒ユニットにSUキャブレターを3基搭載。最高出力は290hpを発生する。

トランスミッションにはZF製5速マニュアルを組み合わせ、リヤには機械式LSDを装備。さらに、ガーリング式のサーボ付きディスクブレーキ、ラック&ピニオン式ステアリング、フロントにアンチロールバーなどを搭載している。

4500時間かけてようやく1台が完成

生産は英国のニューポート パグネルに拠点を置くアストンマーティン ワークスのヘリテージ部門が担当する。彼らはすでにDB4 GTやDB4 GT ザガートの継続生産車両も手掛けてきたエキスパートだ。

1台につきおよそ4500時間をかけて作られるというコンティニュエーションモデルは、サー・デイヴィッド・ブラウン時代の職人技術と最新設備の両方が投入されて初めて完成する。

半世紀以上ぶりに登場したDB5の“新車”であり、世紀のスパイを助けた相棒。その継続生産車両に関するリリースにはこんな一文が添えられている。

「Please note, this car is not road legal.(本車両は公道仕様ではありません。ご了承ください)」

史上最高に贅沢な、遊び心溢れる限定車。2020年の後半には25人のオーナーそれぞれの元へ届けられる予定という。

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