【MotoGP】アレックス・リンス、日本GPは2日目以降欠場へ。骨折の足が痛みアリも「先月と比較して大きく改善してる」と進歩語る

　モビリティリゾートもてぎで開催中のMotoGP日本GP。アレックス・リンス（LCRホンダ）は今回が復帰戦となっていたが、まだ体の準備が十分ではないため、2日目以降は欠場することになった。

　リンスは第6戦イタリアGPのスプリントレースで転倒し、右足を骨折。第13戦インドGPまで欠場が続いていた。

　日本GPでリンスは約4ヵ月ぶりとなる復帰を目指して来日し、メディカルチェックを通過。日本GP初日の走行を通じて状態を確かめる機会を得た。

　リンスは午前のFP1、午後のプラクティス両方に参加。ただプラクティスでは5周の走行に留まった。

　そして医師による診察の結果、リンスは出走に適さないと判断され、日本GP2日目以降は欠場することが決まった。なおリンスの代役にはホンダのテストライダーであるステファン・ブラドルが起用されることも、合わせてチームから明らかにされた。

　ただリンスは、先月モーターランド・アラゴンで行なったテストの時よりも「大きな改善を感じた」とメディアに語っている。

「大変だったけど、良いこともあった。前回バイクに乗ったときと比べても、大きな改善があったんだ」

「午前中はかなり走ることができたけど、午後は痛みのせいであまり走れなかった。でも、これは大体予想していた事だし、痛みにどこまで耐えられるかを試していたんだ」

　なおリンスは次戦インドネシアGPで再び復帰をトライすると語った。

「回復を続けて、インドネシアでもう一度試してみることになるだろう」

「先月から僕らはかなり改善した。インドネシア戦はかなり時期が近いけど、もう少し安定して走れるようになればいいね」