スズキ・エブリイ／エブリイワゴンが仕様変更。CVT車を新たに設定

2024.02.28 17:15 掲載 2

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　スズキは2024年2月27日、軽商用キャブバンのエブリイと軽乗用キャブワゴンのエブリイワゴンの一部仕様変更を実施し、同日より発売した。

車種展開は以下の通り。

スズキ・ジムニー／ジムニーシエラが法規対応に伴う一部仕様変更を実施

■エブリイ（商用）

PA・2WD：5MT119万7900円／4AT126万7200円

PA・4WD：5MT132万9900円／4AT139万9200円

PAリミテッド・2WD：5MT123万3100円／CVT132万4400円

PAリミテッド・4WD：5MT136万5100円／CVT147万8400円

PC・2WD：5MT139万3700円／CVT148万5000円

PC・4WD：5MT152万5700円／4AT163万9000円

JOIN・2WD：5MT143万1100円／CVT154万4400円

JOIN・4WD：5MT156万3100円／CVT169万8400円

JOINターボ・2WD：CVT166万5400円

JOINターボ・4WD：CVT181万9400円

■エブリイワゴン（乗用）

PZターボ・標準ルーフ・2WD：CVT183万8100円

PZターボ・標準ルーフ・4WD：CVT199万2100円

PZターボ・ハイルーフ・2WD：CVT185万5700円

PZターボ・ハイルーフ・4WD：CVT200万9700円

PZターボスペシャル・標準ルーフ・2WD：CVT191万1800円

PZターボスペシャル・標準ルーフ・4WD：CVT206万5800円

PZターボスペシャル・ハイルーフ・2WD：CVT192万9400円

PZターボスペシャル・ハイルーフ・4WD：CVT208万3400円

　今回の仕様変更では、エブリイとエブリイワゴンともに従来の4ATに代わってCVTのトランスミッションを採用したことがトピック。5AGSもカタログから外れる。また、CVT車の4WDモデルには使用状況や路面状況に応じて2WD／4WD AUTO／4WD LOCKという3つのモードが選択可能な電子制御式4WDや、ぬかるみなどで駆動輪の左右どちらかが空回りした際に空回りするほうにブレーキをかけることでもう一方に駆動力を伝達する「ぬかるみ脱出アシスト」を採用した。

　エブリイについては、新グレードとしてR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボエンジン（最高出力64ps/6000rpm、最大トルク9.7kg・m/3000rpm）＋CVTのパワートレインを搭載するJOINターボを新設定したことが訴求点。また、運転席シートヒーターや助手席シートバックテーブル、キーレスプッシュスタートシステム、後席両側スライドドアクローザーなどを採用して快適性を高める。さらに、スズキセーフティサポートを全車に標準で装備し、PA系を除くグレードにはLEDヘッドランプを標準で組み込んだ。ボディカラーとしては、PAを除くグレードにデニムブルーメタリックを、JOIN系グレードにモスグレーメタリックとパールホワイトを新規に設定している。

　一方でエブリイワゴンに関しては、LEDヘッドランプやLEDサイドターンランプ付ドアミラー［リモート格納機能付］、助手席シートバックテーブル、本革巻ステアリングホイールを全車に標準装備して、機能性および上質さを向上。ボディカラーに関しては、デニムブルーメタリックとモスグレーメタリックを新規にラインアップした。

　パワーユニットはエブリイにR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン（最高出力49ps/6200rpm、最大トルク6.1kg・m/4000rpm）と前述R06A型ターボエンジンを、エブリイワゴンにR06A型658cc直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボエンジン（最高出力64ps/6000rpm、最大トルク9.7kg・m/3000rpm）を搭載し、駆動方式は2WD（後輪駆動）と4WDを設定。経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置（PMPD）認定車」にも該当している。

　なお、福祉車両ウィズシリーズのエブリイ車いす移動車（182万5000円～196万5000円）とエブリイワゴン車いす移動車（217万1000円～231万1000円）については、後退時ブレーキサポートやリアパーキングセンサー、後方誤発進抑制機能を追加するなど安全機能の拡充を実施。また、車椅子簡易固定装置を販売会社装着アクセサリーとして設定する。発売は本年3月21日を予定している。