F1は、F1とその直下シリーズのレースリプレイやハイライトを配信する無料のストリーミングチャンネルをアメリカで新設すると発表した。
「フォーミュラF1チャンネル」と呼ばれることになるこのチャンネルでは、アメリカの視聴者がF1、FIA F2、FIA F3、F1アカデミーのレースリプレイやハイライトにアクセス可能。過去レースの再放送やレースドキュメンタリーなど常設コンテンツも提供される24時間365日放送のチャンネルとなる予定だ。
この新チャンネルは広告収入によって支えられており視聴は無料。次戦マイアミGPの前に放送が開始される予定だ。
F1によると、このチャンネルはパートナーのC15 Studioによって運営され、Samsung TV PlusやAmazon Freevee、Pluto TVなどのプラットフォームを通じて配信されるという。
「フォーミュラ1チャンネルは、ファンのためのコンテンツ体験のさらなる進化と向上を目的とした、F1による最新の取り組みだ」
F1のメディアライツ&コンテンツ制作担当ディレクターであるイアン・ホルムズはそう語った。
「このサービスは、アメリカのファン層の多様な視聴習慣に対応し、F1の魅力を伝えることを目的とした強力なキュレーション番組を通じて、新しいファンにとってもF1への素晴らしい入口となる」
「C15スタジオと共に、フォーミュラF1チャンネルを、業界をリードするプロダクトに発展させ、ESPNやF1 TVが提供する既存のライブ放送と並行して、24時間365日、真に包括的なF1体験をファンに提供したい」
F1の24時間ストリーミングチャンネルは、アメリカでのF1放映権を現状2025年末まで所有するESPNから距離を置くように調整されている。また、F1はアメリカでもF1 TVのサービスを展開している。そのため、フォーミュラ1チャンネルでの直近のレース放送は5日遅れとなる。
F1は声明の中で、独自のFASTチャンネル(無料の広告付きストリーミングTV)開設について「アメリカ視聴者の最新のTVトレンドが反映されている」と説明している。
F1オーナーのリバティメディアは2017年のシリーズ買収以来、アメリカでの市場拡大に多くのリソースを投じており、オースティンでのアメリカGPに続いて開催されることとなったマイアミGPとラスベガスGPに関して、大規模なマーケティングやソーシャルメディア活用が行なわれている。
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