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ブリヂストンのSUV専用設計タイヤ「ALENZA(アレンザ)」 001とLX100とは それぞれの違い探る

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ブリヂストンのSUV専用設計タイヤ「ALENZA(アレンザ)」 001とLX100とは それぞれの違い探る

クルマと共に進化、SUV専用タイヤの台頭

SUV人気に拍車がかかる昨今、スポーツカー専業メーカーやラグジュアリーカー・ブランドも軒並み自らのキャラクターと時代の流れを融合させた魅力的なSUVモデルをリリースしはじめている。

【画像】アレンザを組み合わせる2台のSUV【くわしくみる】 全17枚

SUV車はもともと、未舗装の悪路を自在に走り回るタフなオフローダーに、オンロードを走行するための性能をプラスしたクルマとして誕生。21世紀がはじまるとともに人気に火がついている。

カスタマーの価値観や使い方に合わせるように世代交代を繰り返しているSUVは、よりラグジュアリーかつスポーティな方向性へと進化を遂げているのである。

セダンとSUVで重心の高さが異なることは容易にわかるはず。また現代車は強靭なボディに様々な機能を加えた結果として車重も増している。つまりタイヤに求められる要件も以前とは大きく変化していることになる。

SUV隆盛の昨今は当然のようにSUV専用タイヤにスポットライトが当てられている。

ブリヂストンの「ALENZA(アレンザ)」はオンロードや街乗りにフォーカスしたSUVとそのオーナーに向けたSUV専用設計プレミアム・タイヤである。

アレンザ・シリーズは車両のキャラクターに合わせた選択肢が存在する。スポーティなアレンザ001(アレンザ ゼロゼロワン)と、静粛性や乗り心地に拘ったアレンザLX100(アレンザ エルエックス ヒャク)という2モデルだ。

001 SUVを意のままに

2種類がラインナップされているブリヂストン・アレンザ。その中で「オンロード・スポーツ」を掲げ、運動性能を重視したモデルがアレンザ001(ゼロゼロワン)である。

その特徴はスポーティな太い4本の縦グルーブを持つトレッドパターンと、ツヤッとしたサイドウォールの表情にある。

最新のクロスオーバーSUVは比較的背が低く、機敏なハンドリングを特徴とするモデルも増えてきている。一方SUVを比較的スポーツティに乗りこなしたいというオーナーも一定数いる。アレンザ001はこうした需要にしっかりと応えられる選択肢といえる。

SUV専用設計タイヤにおけるスポーティなフィーリングとは、直進時でも感じられる路面をしっかり掴んでいる安心感と、操舵に対し遅れることなくコーナリングがはじまるリニアなハンドリング特性が挙げられる。SUV専用設計タイヤ=フラつかない、という基本性能のさらに上を行くスタビリティの高さを感じることができるのだ。

だがアレンザ001の特徴はスポーティな性格だけではない。ナノプロ・テック採用シリカを配合することで、従来品のDUELER H/P SPORT(デューラー・エイチピー・スポーツ)と比べ同等の摩耗寿命を維持しつつ転がり抵抗を19%も抑えることに成功しているのである。

またウエット性能に関しても、ブリヂストン独自のシミュレート&計測技術であるULTIMAT EYE(アルティメット・アイ)を駆使することで、全サイズにおいてウエットラベリング「b」以上という高いウエット性能も実現しているのである。

キャラクターはスポーティだが、普段使いのSUVに求められる要素をバランスよく盛り込んだSUV専用設計タイヤ、それがアレンザ001といえるだろう。

LX100、コンフォート仕上げの決め手

スポーティな方向に特化するモデルがある一方で、SUVはラグジュアリーカーの領域にも守備範囲を広げつつある。

かつてセダンが席巻していたマーケットでSUVが強い存在感を放っていることを考えれば、現在のポジショニングは当然かもしれない。

そんなコンフォートな走りに特化したモデルに対応したSUV専用設計タイヤが「アレンザLX100(アレンザ エルエックス ヒャク)だ。

ダイナミックなトレッドパターンを持つアレンザ001と比べると、アレンザLX100のそれは精緻な印象。刻まれている溝が全体的に細めで、また斜めに刻まれた溝によりすぐにそれとわかる非対称パターンも上質な雰囲気につながっている。

アレンザの最新モデルであるアレンザLX100の走りを体感した時、最初に驚かされるのは静粛性だろう。以前のオフロード用の流れをくむSUVタイヤでは盛大なパターンノイズが当たり前のように車内に入ってきて、SUV=うるさいという感覚が当然のようにあった。

それと比べるとアレンザLX100の騒音レベルは隔世の感がある。会話や音楽のボリュームをほとんど気にする必要がないほど静粛性が高く感じられる。

またステアリングを通して伝わってくるしっとりとした接地感そして、しなやかさが感じられる乗り心地も、アレンザLX100の精緻で高級感のあるトレッドパターンのイメージに通じるものがあった。

もちろんアレンザLX100は新品時の静粛性のみならず、摩耗時の騒音レベル、SUV専用チュ―ニングによるふらつき抑制、そして摩耗寿命に関してもプレミアム・コンフォート・タイヤに相応しく、高次元でバランスしているという。

SUVをコンフォートに仕上げる決め手となるプレミアム・タイヤがアレンザLX100という認識で間違いないだろう。

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