この記事をまとめると
■10月26日(土)に鎌倉の由比ヶ浜海水浴場で「Hondaビーチクリーン活動」が行われた
キャンプの代名詞「火」が見えない! EVだらけのオール電化アウトドア「EV Summer Camp 2024」に潜入した
■アンバサダーでもあるさかなクンも子どもたちと熱心にプラスチックごみを集めた
■さかなクンの子ども向け環境授業も同時に開催された
約500人で鎌倉の砂浜を清掃
2040年までにEV/FCEVの販売比率を全世界で100%にするという大胆な電動化戦略を推し進めているホンダは、地球環境を守る企業活動の一環として、「Hondaビーチクリーン活動」という取り組みを続けている。
「Hondaビーチクリーン活動」は、あるホンダ社員が海水浴場の砂浜に落ちているゴミを見かけて、次世代に綺麗な砂浜を残すために2006年からスタートした。
これまで日本全国の300カ所以上の砂浜で実施されており、年間で7000人を超える人々が参加するボランティア活動にまで成長している。
今回、「Hondaビーチクリーン活動」が行われたのは神奈川県鎌倉市にある「由比ヶ浜海水浴場」。参加者は約500名(うち鎌倉市民約200名)で家族連れも多く、ほのぼのとした雰囲気のなかでの開催となった。
開会式では、由比ヶ浜海水浴場のある鎌倉市の市長の松尾 崇氏が登壇して、「6年前に砂浜に打ち上がったシロナガスクジラの赤ちゃんの胃袋のなかに、ビニールのゴミが入っていたことがきっかけで、神奈川県と鎌倉市で協力し、海水浴場の砂浜のゴミの清掃に取り組んでいます。こうした活動をホンダとともに開催できたことに対して感謝するとともに、参加しているお子さんにもぜひ楽しんで欲しいです」と語った。
次に、ホンダの二輪・パワープロダクツ事業本部長 二輪事業統括部長の田中 稔氏が登壇し、「昨年に続き由比ヶ浜海水浴場での開催は2回目で、今回は鎌倉市の協力を得て、ホンダのサイドバイサイドEVを持ってきました。サイドバイサイドEVは、2024年の活動から導入していて、すでに5カ所で試走を行ってきました。あとで参加者の皆さまから人数を限定して試乗会を行いますが、この活動を通して、地球環境の保全活動に貢献しているという実感を参加者の皆様に感じていただきたい」と挨拶をした。
そして、一般社団法人 SD Blue Earth 青い地球を育む会のキャプテンでもあり、2024年から「Hondaビーチクリーン活動」のアンバサダーに就任したさかなクンが登場。「皆さんとともに由比ヶ浜海水浴場のゴミ拾いに参加させていただくことはとってもうれしいです!」とテンション高めに語っていた。
その後、担当者からひと通り説明を受けると、参加者は一斉に砂浜のゴミを拾い始めた。砂浜には河川から流れ着いたゴミや流木などが落ちており、これらをすべてを回収するのはとても大変な作業であることを感じさせる。
子どもたちも楽しんださかなクンの特別授業!
別の場所では、ホンダのビーチクリーナーとして使用されているATVや今年の活動から導入されているふたり乗りの電動バギー「MPP-4W」がビーチの砂浜を軽快に走行していた。写真でもわかるように、電動バギーの後ろには機材が付いており、これはホンダがビーチクリーナー用に独自に開発したもので、ゴミを集めるための「サンドレーキ」、砂とゴミを分ける「サンドスクリーン(通称バタバタ)」の働きによって効率よく砂浜のゴミを回収できるようになっている。
また、この日は砂浜での電動バギー試乗体験会も開催。ビーチクリーン活動に参加した人のなかから希望者を募り、インストラクターの運転による同乗体験と実際にステアリングを握る運転体験を実施。電動バギーを思う存分に楽しむことができた。
約1時間の清掃により、ゴミ拾いは終了。この日、回収したゴミの総量は約475kgに及んだ。
そして、ゴミ拾いの後は、子どもたちお待ちかねの「さかなクンの環境授業」を開講。まず、さかなクンが何の魚の骨なのかを紹介すると、子どもたちは一様に驚きを見せていた。さかなくんの環境授業の最後には、魚に関する質問タイムが設けられ、メダカが海水でも生きられる理由やマグロで美味しい部位など、ユニークな質問にも丁寧に答えていた。
その後、取材陣のインタビューに応じてくれたさかなクンは、今回のビーチクリーン活動について、「魚などの海に暮らす生き物に対するプラスチックの影響は大きく、一度体内に取り込まれるともう取り出せないので、自分たちがプラごみを出さない、そして生き物たちへ取り込まれる前にこういった清掃活動を続けていくことは重要です」と語った。
また、今年から導入されている電動バギー「MPP-4W」に試乗した感想として、「砂浜で走っていても安定した走行ができたことにすごく感動しました」と語っていた。
魚などの海の生き物に対するマイクロプラスチックがもたらす悪影響は、いまや世界中で取り沙汰されており、2050年には海のプラスチックごみの量が魚の量を追い越すというデータまである。そんななかで行われる「Hondaビーチクリーン活動」は、スローガンでもある「素足で歩ける砂浜を次世代へ」を実現するために、楽しく海洋に関する知識を学びながら地域社会との繋がりを感じられる素晴らしいイベントであった。
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みんなのコメント
それこそ賠償責任を。慰安婦の像じゃなく、海にゴミを捨てる像を
韓国には世界中に置いてもらいたい。