アストンマーティン DBX 707(Aston Martin DBX 707)
現行モデル発表日:2022年4月15日
車両価格:3290万円
707psという高出力ながらも快適性を備える
これまで国際試乗会で1度、国内で2度、DBX 707のハンドルを握った。このうち、国内では一般道やワインディング路、高速道路などの他に大分県のオートポリスサーキットをかなりのペースで走行した。
アストンマーティン DBX707はサーキットでこそ本領を発揮する。富士スピードウェイで感じた「圧倒的な気持ち良さ」
まず、カーボンセラミックブレーキの採用によるバネ下重量の軽減は乗り心地に決定的な役割を果たしているように思う。なにより、タイヤのサイズが1インチ拡大し、ダンパーの減衰力がそれなりに引き上げられているにもかかわらず、段差を乗り越えたときなどに感じるショックがDBXと同等か、むしろ快適に感じられるほどなのだ。
しかも、国内で試乗したDBX 707は、バネ下重量の軽減で改善された微小ストローク領域と、本来であればダンパーの硬さが感じられても不思議ではない大ストローク領域の間に不自然な段差が認められず、実にスムーズな乗り心地に生まれ変わっていた。
ハンドリングについて付け加えておくと、セミウエットのワインディング路をスポーツ+モードで走行しているとき、コーナー出口で強めにアクセルペダルを踏み込むと、スーッと後輪が外側に流れた。反射的にカウンターステアを当てたが、仮にそうでなくとも、eデフが瞬時に最適なトルクを4輪に配分、スタビリティコントロールが効き、危険な状態には陥らなかったことは間違いないだろう。それにしても、ここまで明確にオーバーステアを引き出せるSUVは、少なくとも私が知る限り、DBX 707が初めてである。
エンジンはもちろん力強いのだが、パワーのリニアリティが良好なため、ドライバーに恐怖感を与えるようなことはなく、あたかも車重が実際より500kgくらい軽いような不思議な軽快感を与えてくれる。しかも、その加速感が200km/h近い超高速域でも変わらないのだから、DBX 707は侮れない。
つまり、ハイパフォーマンスSUVとしてとびきりスポーティなキャラクターを得ているにもかかわらず、快適性やドライバビリティはスタンダードモデルとほとんど変わらないというのが私のDBX 707に対する評価。もちろん、2台を厳密に比べればDBXのほうが快適だろうが、DBX 707の乗り心地には多くのドライバーが納得させられるはず。(文:大谷達也)
アストンマーティン DBX 707 主要諸元
全長:5039mm
全幅:1998mm
全高:1680mm
ホイールベース:3060mm
重量:2320kg
搭載エンジン:V8ツインターボ
総排気量:3982cc
最高出力:520kW(707ps)/6000rpm
最大トルク:900Nm/2600-4500rpm
駆動方式:4WD
トランスミッション:9速AT
サスペンション形式:前ダブルウイッシュボーン、後マルチリンク
タイヤサイズ:前285/40R22、後325/35R22
乗車定員:5名
[ アルバム : アストンマーティン DBX 707 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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