メタル感を強調したボディで、フロントは3つ目ヘッドライトで鋭い眼光
「凄み」デザインで好評を得ている、カワサキのスーパーネイキッドZシリーズ。その代表モデルと言えるZ900が、2025年でモデルチェンジ。価格は未定だが、日本へ導入予定とアナウンスされた。
【画像12点】新型スーパーネイキッドZ900の新「凄み」デザインとカラーリングをチェック!
新型のZ900は、従来からのエキサイティングだが扱いやすい性能を継承しつつ、車体とエンジンをアップデート。また、電子制御のライダーサポート機能では、IMUフィードバックとカワサキ最新の双方向クイックシフターのKQSを採用。加えて電子クルーズコントロールやカワサキ初の「ターンバイターン」ナビゲーションシステムなどを装備して、ツーリングなどでの利便性も強化したパッケージングとしている。
シャープでエッジの効いた外観もブラッシュアップされ、メタルパーツを効果的に多用し、より鋭い「凄み」の性能をイメージさせるものとしている。とりわけ、新たになったコンパクトサイズの高輝度LEDヘッドライトは3眼タイプとされて大きく表情を変え、ブラシ仕上げのアルミ製サイドシュラウドなどのアクセントパーツにより、メタリックな外観を強調。
948ccの4気筒エンジンは、リニアな性能を磨きつつ燃費性向上とCO2排出を低減
また、パワーユニットの水冷4ストローク並列4気筒エンジンは、新しい電子スロットルバルブにより正確な制御を実現したほか、カムプロファイルの変更によって、燃費向上をねらいつつ、低回転でのトルクをアップ。そして新しいECUの設定も、従来モデルより16%の燃費向上とCO2排出量の削減に貢献している。そして、選択可能なパワーモードと総合ライディングモード、カワサキ独自のKTRCトラクションコントロールも搭載。
そのほか、シートはよりフラットになり快適性に配慮されたほか、ライダーの自由度も向上。加えて、830mmのハイシート(欧州での標準仕様)と810mmのローシートが選択可能となっている。大型の5インチTFTカラー液晶パネルもライダーにクリアな情報を提供するなど、利便性、快適性に配慮しつつ、運動性能も磨いている。
なお、新型Z900には、従来と同様にSE(スペシャルエディション)をラインアップ。SEはオーリンズ製リヤショックのほか、フロントブレーキはブレンボ製コンポーネント、特別なカラーとグラフィックが採用された仕様となっている。
カワサキZ900/SE主要諸元
■エンジン 水冷4ストローク並列気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク73.4×56.0mm 総排気量948cc 圧縮比11.8 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル
■性能 最高出力91.0kW(124ps)/9500rpm 最大トルク97.4Nm(9.9kgm)/7700rpm
■変速機 6段リターン 変速比1速2.600 2速1.950 3速1.600 4速1.389 5速1.217 6速1.069 一次減速比1.627 二次減速比2.933
■寸法・重量 全長2065 全幅830 全高1075<1110> 軸距1435 シート高830(各mm) キャスター24.7° トレール110mm タイヤF120/70ZR17 M/C 58W R180/55ZR17 M/C 73W 車両重量213<214>kg
■容量 燃料タンク17L エンジンオイル─
■車体色
【Z900】
メタリックムーンダストグレー×メタリックスパークブラック×キャンディライムグリーン
メタリックスパークブラック×メタリックカーボングレー×エボニー
メタリックカーボングレー×メタリックファントムシルバー×キャンディパーシモンレッド
【Z900SE】
メタリックマットグラファイトグレー×エボニー×メタリックグラファイトグレー
■日本導入価格/発売時期:未定
まとめ●モーサイ編集部 写真●カワサキ
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みんなのコメント
基本コンポーネントを継承しつつ、魅力純増だから。
がーんと値上げされて、このモヤモヤを晴らしたまえ。
(超個人的願望)