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なぜクラクション音に種類が存在? 「プッ」から「パァーン!」と異なる理由

■たまに聞こえる、変わり種クラクションの正体とは?

 クルマのクラクションは、免許を持っているドライバーであれば一度は鳴らしたことがあるでしょう。

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 クラクションには意外と多くの種類が販売されており、なかには何度も鳴らしたくなるような心地よいサウンドを奏でるものまで存在しています。

 クラクションは全てのクルマに付いている機能で、ボンネットやバンパーなどの内部に取付けられている「ホーン」と呼ばれる装置を通して音が鳴る仕組みになっています。そして、ホーンは「平型」と「渦巻」の大きく2種類のタイプがあります。

 平型ホーンは、現在の国産車の多くに使用されているタイプです。見た目は金属の小さな円盤のような形をしており、電気の力によって音が鳴ります。

 電流により磁力が発生し、電磁石となるポールとシャフトというふたつパーツが衝突することによって、音が鳴ります。機械的で金属音のような音が特徴です。

 一方、渦巻ホーンとは、カタツムリのように渦を巻いているような形で、プラスチック製なのが特徴です。仕組みは平型ホーンと似ていますが、衝突する打撃音ではなく、振動板をへこませたり戻したりする往復運動で発生する、空気振動を利用して音を鳴らします。

 打楽器のトランペットと同じような原理となっているため、重圧音を遠くまで響き渡らせることができます。

 現在は、この2種類が主流とされていますが、変わった音色のクラクションも存在するようです。

 この変わった音色のクラクションは、車種によっては同じホーンが2つ取付けられている場合があります。

 高音と低音を出す「デュアルホーン」と呼ばれるもので、高級感のある音色が特徴です。周波数の異なるホーンを使用することで、遠くまで響き渡るような音が鳴り、迫力のある音色を奏でます。デュエットにおいて、同じパートを二人で歌うよりも低音と高温で「ハモった」方が、歌に広がりが出るのと似ています。

 デュアルホーンは、高級グレードや高級車に装備されることが多いようです。なかでも、国内の人気高級車であるレクサスでは、多くの車種でデュアルホーンを採用しており、独特の音色を発します。

 また、レクサスの一部車種に採用されている「マルコホーン」と呼ばれるホーンは、トヨタ「クラウン」や「アルファード」などの高級車にも使用されています。

 マルコホーンはホーンメーカーである「丸子警報器株式会社」が製造しているもので、先進のホーンテクノロジーが採用された高機能で高品質なホーンとなっています。

 また、「フェラーリホーン」と呼ばれるホーンも存在しています。フェラーリホーンは、一般的なクルマで使用されている電子ホーンとは違い、空気の圧縮した力を利用したエアーホーンとなっているのが特徴です。フェラーリのモデルに採用されたことから、この呼名になりました。

 イタリアのFIAMM社が製造しており、ラッパの形状をした大小2つのホーンの脇に、圧縮空気を作り出すためのエアーコンプレッサーが付属されています。高級感というよりは高音で突き抜けるような大音量を出すことができるため、日本においては「ヤンキーホーン」などと呼ばれることもあります。

 ほかにも、ヨーロッパ車にはヨーロピアンサウンドと呼ばれるユニークな音色のホーンもあり、国産車に後付けするカスタムパーツとしても人気があります。

 ホーンについて、レクサスの販売スタッフは以下のように話します。

「独特なホーンについては、そこまで知名度はありません。しかし、試乗の際にお気づきになるお客さまは意外と多く、反響は良いです。

 高級車を好むお客さまは、外装や内装の微妙なデザイン感や、細かいオプションや装備をチェックする方が多いので、クラクションにまでこだわっているという点で、高評価を頂くことは多いです」

 一見すると重要に感じないホーンへのこだわりも、高級志向ユーザーのツボを上手くおさえているようです。また、社外品ホーンについて、都内のカー用品店スタッフは以下のように話します。

「いつの時代も、人気車種に乗るユーザーは、外装や内装だけでなく装備面でも、ほかとの差別化をしたがります。いまでいえば、プリウスやN-BOXといった超人気車種で、社外品ホーンを取り付ける方は多くいらっしゃいます」

 あまり気にしない人も多いクラクションという装備ですが、一部のユーザーにとってはカスタムの対象ともなっているようです。

※ ※ ※

 日本の公道ではむやみにクラクションを鳴らすことは原則禁止とされています。鳴らす場面は少ないと分かっていても、ありきたりなホーンよりは高級感のあるサウンドにカスタムしたいという、一定のニーズがあるようです。

■ありがとうの「サンキュークラクション」は違反?

 現在、国内では純正ホーン以外にも、カスタムパーツとして多くの社外ホーンが販売されています。しかし、ホーンにも法律で定められた基準があり、車検対応品以外は装着することが禁止されています。

 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第二節第141条には、以下の記載があります。

「警音器の警報音発生装置の音色、音量等に関し、保安基準第43条第2項の告示で定める基準は、警音器の警報音発生装置の音が、連続するものであり、かつ、音の大きさ及び音色が一定なものであることとする。

 この場合において、次に掲げる警音器の警報音発生装置は、この基準に適合しないものとする。
一 音が自動的に断続するもの
二 音の大きさ又は音色が自動的に変化するもの
三 運転者が運転者席において、音の大きさ又は音色を容易に変化させることができるもの」

 つまり、連続して一定の大きさと音色が出るものならOK、途切れたり大きさや音色が変化するものや運転者が音を変化させるものはNG、となっています。なお、同規定には音量についても具体的に定められており、すべてに適合したホーンでなければ違反装備とされていまいます。

 なお、クラクションの使用する場面については、法律で明確に定められています。

 使うべき場面は、道路交通法第五十四条に「見通しの悪い交差点や曲がり角や、道路標識などで鳴らすべきと指定された場所などでは、クラクションを鳴らすべき」といった内容が記載されており、鳴らさずに取り締まりを受けた場合、5万円以下の罰金と、普通車では反則金6000円、違反点数1点です。

 使ってはいけない場面は、第五十四条の2にて「鳴らすべきと定められている状況や、危険を防止するためにやむを得ないとった状況以外では、クラクションを鳴らしてはいけない」といった内容が記載されており、鳴らしてしまって取り締まりを受けた場合、2万円以下の罰金と、反則金3000円となります。なお、違反点数はありません。

 ありがとうの意味を込めた「サンキュークラクション」などは、違反となる恐れがありますので注意しましょう。

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