フェラーリとカルロス・サインツは、F1シンガポールGP土曜日にレギュレーション違反を犯し、チームには罰金、サインツには罰金と警告が科された。
予選Q3序盤、最初のフライングラップに備えていたサインツは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を前に出した後、アタックに向けてペースを上げたところ、リヤのコントロールを失い、最終コーナーでバリアに激しくヒットした。幸いサインツにけがはなかったが、Q3はノータイムで予選10番手に終わり、セッションは赤旗中断となった。
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サインツはその後、許可なくコースを横断したことで、審議の対象になり、25000ユーロ(約400万円)の罰金(そのうち12500ユーロ=約200万円は、2024年シーズンの残り期間に同様の違反がないことを条件に、執行猶予)という裁定が下された。
「赤旗を引き起こしたQ3でのクラッシュの後、カルロス・サインツはトラックを横切り、その後、ピットエントリーロードを横切った。スチュワードはビデオを検証し、マーシャルに質問し、ドライバーから、事前にマーシャルの許可を得ることなくコースを横切ったことを聞いた」とスチュワードの声明には記されている。
「規則では、これは許可されておらず、非常に危険な状況になる可能性があることが明確に規定されている。さらに、このことは以前のドライバーズミーティングでレースディレクターによって強調されていた」
「スチュワードは、サインツがピット入口の後方におり、赤旗が出ていたため、コースはクリアだと考えたということを受け入れる。しかし、まだ5台の車が走行しており、そのうちの1台が誤ってピットレーンに入らなかったり、、サインツが考えていたよりも早くピットレーンに入る可能性があった。さらにドライバーが認識していない他の車両がコースに入る可能性もあった」
「スチュワードは、これを最近のペナルティと比較した。それらのペナルティは、セーフティカー下でレースコンディション中に科されたものであり、今回は赤旗が出ていたため、やや軽度のケースであると考える。また、ピット入口の後方にいたというドライバーの考えも、情状酌量の要素となる」
「しかし、以前のドライバーズミーティングで強調された明確な規則を考慮して、スチュワードは、以前のペナルティよりも軽い罰金を命じ、酌量すべき事情を考慮して、その半額を2024年シーズンの残りの期間に対する執行猶予とする」
サインツは、Q1での違反についても審議された。Q1でサインツはターン2でコースを外れた際に、レースディレクターの指示していたとおりのやり方でコースに戻らなかった。サインツは、コントロールを失ってコースを外れた後、コントロールを取り戻すことに集中していたと説明。スチュワードは、そのラップタイムは削除されており、それ自体がペナルティであり、アドバンテージを得ることも、他のドライバーを妨げることもなかったとして、サインツに対して警告を出すにとどめた。
FP3では、フェラーリが規則違反を犯した。ルクレールのマシンがピットストップ位置に停止している間に、タイヤの空気圧が変更され、この手順が技術指令に記載されたものに従っていないと判断され、フェラーリは5000ユーロ(約80万円)の罰金を科された。
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みんなのコメント
応援したい気持ちが強かったから
あれは残念だったなあ