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ナナサンカレラことポルシェ911カレラRS2.7をオマージュした現行911(992)の「スポーツクラシック」がデビュー

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ナナサンカレラことポルシェ911カレラRS2.7をオマージュした現行911(992)の「スポーツクラシック」がデビュー

第8世代の現行ポルシェ911にダックテールスポイラーを配した外装や千鳥格子のペピータパターン表皮シートなどを採用した「スポーツクラシック」を設定。販売台数は世界限定1250台

 独ポルシェAGは2022年4月28日(現地時間)、第8世代のポルシェ911(992)に特別仕様車の「スポーツクラシック(Sport Classic)」をラインアップし、欧州での予約受注を開始した。車両価格は27万2714ユーロ(約3750万円)~の設定で、販売台数は1250台の限定だ。

ポルシェデザインの創立50周年を記念した911タルガ4 GTSベースの特別仕様車が登場

 ポルシェは同社のビスポーク部門であるポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー(Porsche Exclusive Manufaktur)を通じて、1960年代、1970年代のスタイルを再定義した特別なモデルを、ヘリテージデザインストラテジーと称して製作。車種としては4モデルの設定を計画しており、今回登場した911スポーツクラシックは、2020年に発表した「911タルガ4Sヘリテージデザインエディション」に続く、第2のヘリテージデザインモデルに位置している。

 エクステリアについては、2009年にデビューしたタイプ997ベースの911スポーツクラシックと同様、1964年から1973年までの、いわゆるナローボディの911、なかでも“ナナサンカレラ”と呼ばれる911カレラRS2.7をオマージュしてデザインされる。基本ボディには、現行の911ターボ用のワイドボディを採用。ここに、カーボンファイバー材で仕立てた“ダックテール”形状のリアスポイラーや、ハンドメイドで彩ったライトスポーツグレーのダブルストライプ、ゴールドの“PORSCHE”レタリングとオレンジのストライプを配した1963年のポルシェクレスト、サーキュラーデザインのゼッケンナンバー(希望の番号が選択可)、フロントフェンダー部に装着したゴールドカラーの“Porsche Exclusive Manufaktur”エンブレム、リアのエンジンカバースラットに貼付した円形の“PORSCHE heritage”エンブレム、初期の911を想起させるゴールドカラーの“PORSCHE”および“911 Sport Classic”レタリングなどを特別装備する。また、足もとにはブラックハイグロス仕上げの20/21インチスポーツクラシックホイールを組み込んだ。ボディカラーはスポーツグレーメタリック、アゲートグレーメタリック、ゲンチアンブルーメタリック、ブラックソリッドの4タイプを用意している。

 内装に関しては、ブラックのナッパレザーと伝統的なコニャックカラーのセミアニリンレザーの2トーンインテリアを基調に、白黒の千鳥格子に斜めのストライプが入ったペピータパターン表皮の専用シートを採用。さらに、パルダオインテリアパッケージのオープンポアウッド(ブラックのフルレザーパッケージも選択可)や“911 Sport Classic”レタリングおよびシリアルナンバーを刻印したゴールドカラーの限定版プラーク、ホワイトの指針とグリーンの数字部を備えたタコメーターを中央に配する7インチディスプレイのメーターパネル、ラップ数などを表示するグリーンの数字部とホワイトの目盛り線を備えたスポーツクロノストップウオッチ、“911 Sport Classic”レタリング入りの発光式ドアシルガード、Race-Tex素材のルーフライニング、レザーエッジをあしらったヘリテージデザインフロアマットなどを特別装備した。

 パワーユニットには、最高出力550psを発生する3.7リットル水平対向6気筒DOHCツインターボエンジンを搭載。トランスミッションにはオートブリップ機能付きの7速MTを組み合わせ、後輪を駆動する。ポルシェは「マニュアルトランスミッションを搭載する現行911の中でもっともパワフルなモデル」と自負している。
 足回りに関しては、911ターボおよびGTSシリーズ用をベースに、911スポーツクラシックのハイパフォーマンスに合わせた専用セッティングを実施。また、ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)を標準で組み込んでいる。

 なお、911スポーツクラシックに関してポルシェ ジャパンの公式HPでは、“Coming soon”のキャッチを掲げて、価格未定でイメージ画像などが掲載されていることから、それほど遠くない時期に正式発表となるだろう。

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みんなのコメント

2件
  • 73カレラを含むナローは、今見るとびっくりするほど小さくてスリムだからいいんであって、こんなにでっかくなった911じや、カトパンをオマージュした餅田コシヒカリにしか見えないよ。
  • 運よく手に入れても、何やかんやで4000万以上、将来プレミアムがついて6000万以上になったとしても買う人は皆無であろう。さすがにカレラベースでは高額過ぎる、他の車にするだろう。応談マークと永遠に付き合う羽目になるだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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